2009'01.20.Tue
![]() | まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 三浦 しをん 文藝春秋 2009-01-09 売り上げランキング : 660 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
どう考えても町田市がモデルの「まほろ市」(マボロシ!)を舞台にした、便利屋さんと居候が人んちの事情や事件に巻き込まれまくるエンターテインメント。
文章も歯切れよく、とても面白く一気に読んだ。
読んだのだが、やっぱり自分には「居候が居着くのを許す」感覚がよく分からない。
でもよくあるよね。風来坊が居着いちゃって、迷惑なんだけど全然出て行く気配がなくて、でも、一緒に暮らしてみたら案外上手く行って、主人公もちょっとプラスの方向に変わることができました、みたいな居候モノ。
銀色夏生が昔『つれづれ日記』で「友達でも誰でも、来たお客さんが一体いつ帰るのか分からない時に凄くストレスを感じる」と書いていて、なんてこと書くんだ!と思いつつちょっと共感したのだけど、その共感と真逆の所に「居候小説」がある。
面白くてもそもそもの所で理解に苦しむ。
いや、そういう自分のとこに誰かが居着けば、プラスの方向に変われるってことかな?
PR
Post your Comment
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析