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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2009'01.27.Tue
雪と氷の旋律雪と氷の旋律
エンヤ

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・・・に入っている曲がテーマに使われている『ありふれた奇跡』。
台詞や展開が古臭過ぎる!との世間の不評もなんのその、結構共感して観ておりました。
顔文字のない生真面目な文章のメールを訥々とやり取りすることも、あまりよく知らない人とのぎこちない距離感も、割と身近な感じ。

あと、駅のホーム。
自殺者に間違われて、知らないおじさんに止められたことがあります、私。
夜、ホームのはじっこをぼーっと歩いていたら、おじさんが無言で私の首根っこをがっとホールドして、ホームの中央までひきずっていき、走って去って行きました。
「うわー!死にそうに見えたのか、私!」と、その時は自分にびっくりするばかりでしたが、ドラマの「そういうオーラが見える人は、自分も死のうとした人」という台詞にどきどきした。
あのおじさん、元気かなぁ。顔もよく見なかったけど。
あの時私は確かにほんとに元気はなかったし、自分では気付かないまま、悪い方へひきずられる前に助かったのかも知れない。
ありふれた奇跡は、そう、割とあるのですよ。

そういうわけで、ヒトゴトとも思えないドラマをまったり楽しんでいたのだけれど、先週の「死のうとした理由を告白しよう!」というような展開には、貴様はポール・トーマス・アンダーソンか!アメリカ人か!と、ちょっとがっかり。

前にその監督の『マグノリア』っていう群像劇があってね。それが言わないでもいいことまで告白しまくることを良しとする映画だったのです。
「人間、墓場まで持って行く秘密の一つや二つあって然るべき!」とその時は反感を持ったものの、いやいや、キリスト教圏の皆さんは、ああいう文化なのかも。懺悔とかあるし、全部ぶっちゃけて許しを乞うのを良しとする文化なのかも・・・と異文化上の出来事として認めようと思い直していたのだけれどね。

ドラマがこのまま、最後に仲間由紀恵が号泣しながら過去を全部台詞で告白してクライマックスでも迎えようものなら絶望しそうなので、違う展開を希望しつつ、引き続き見守ります。

第3回で、等々力緑地(川崎市民ミュージアムの辺り)が出てきて、馴染深かった。

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あとはドラマは『voice』は挫折して(『きらきらひかる』みたいな法医学モノを期待してたら学生の探偵ごっこモノっぽかったから)、『トライアングル』はキャストが空々しいのと、音楽が『プリズナー』にそっくりだなぁと気になってたら同じ人だった(仕事の手、抜き過ぎ!)のとで何となく引き気味で、『ラブ・シャッフル』は2回目見忘れて、『銭ゲバ』はちょっとマンガっぽすぎないだろうかという気がしてきていて、個人的には今回はいま一つ乗り切れていない。

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