2009'02.04.Wed
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ボブ・ディランの今までの人生を6つの局面に分けて、それぞれを違う役者さんが演じる、という試みの映画。
試み自体は面白い。一人の人間にも色んな顔があるもの。同時にたくさんの側面を持つし、時期によってさらに考え方が変わることもあるし、自覚している「本当の自分」と、他人のイメージがずれていることも多々ある。
ディランはさらに、自分はそんなつもりじゃなくても、フォークの教祖様みたいに持ち上げられたり、電気を使って演奏した途端に裏切り者呼ばわりされたり、観客のイメージに振り回されまくった人だ。
ディラン自身が色んな顔を持つのと同時に、大衆が思うディランの顔も様々。色んな役者さんが演じ分けるのもそれはそれで理に適っている。
しかも、映画の時系列がばらばらで、行きつ戻りつしても、役者さんが違うから分かり易いという効果もあった。
とーはーいーえー、映画自体が面白かったかというと、かなり退屈。
ディランが好きで、ある程度モデルになった事象を知っていて、あああれってあのことかなぁ、あれってあの人かなあ、などと当てはめながら観ていてもどうかと思ったのだから、まっさらだったらさらにしょうもないだろう。
ディランが好きな人も、これから好きになりたい人も、これよりかはドキュメンタリー・フィルムや本をあたった方が、有意義かと。
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