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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2008'01.08.Tue
みずうみみずうみ
いしい しんじ

河出書房新社 2007-03-16
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※謎な感想になっています

手を付けても付けても全く読み進めなくて、挫折続きだった本書を、ようやくお正月休みに読破。
みっつの、どこか繋がっているけどそれぞれ違う世界を描く、連作形式。

二章がほんとうにつらかった。
しんどい時に、混雑している駅の構内を無理矢理歩く時みたいな気分にさせられる。
「こんな風なことを書くなんて、作家はかなりきつい精神状態だったんじゃないだろうか」と心配になるような感じ。
そんなことを思いながら三章に突入したら話はあの「猫ちゃん」のことで、ああ、そういうことか、と、ようやく合点がいったのでした。

こういう時にいつも吉野朔実の『少女漫画家の瞳には三等星の星が光る』を思い出します。漫画家が、人生でどんなことが起こっても、きっと自分は作品のネタにしてしまうのだろう、と苦悩する話。
それでもかかざるを得ない、作家の業、を思います。
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