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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2008'01.08.Tue
やわらかい手

マリアンヌ・フェイスフル主演にひかれて観に行ったら、相手役はクストリッツァ映画の常連さんでした。濃ゆい・・・。
いくらでも下品になりそうなネタを、上品な小品に仕上げてありました。
不器用な年増の男女の恋物語でもあって、監督さんはカウリスマキが好きなのかなぁ・・・という雰囲気も。

でもなーんで、カウリスマキはあんなに俳優さんに何も言わせないのに「確かに恋に落ちてる」感じがして、なーんでこちらは妙な唐突感があるのだろう?
視線なのかな。じーっと相手を見つめる視線が重要なのかな。

昔、合コンキラーの友達に秘訣を聞いたら「気に入った人がいたら、ひたすら見つめるの」と言っていたのを思い出しました。なんとなく。

息子のわからずやっぷりにはムカムカしましたが、でもそういえば世の中の男の子っていうのは、確かに、部分的に妙に潔癖で頑固で横暴で甲斐性なしだものね・・・と観ているうちに納得しちゃったり。

onceダブリンの街角で

ストリートミュージシャンもの。
演奏シーンや、CDをかけるシーンなど、自然な感じで音楽がたくさん使われているので、ミュージカルが苦手な自分にもすんなり入れた。

人と人が出会うことでもたらされる「変化」を描いていて、それが例えば「男の人と女の人が出会って恋に落ちました」みたいな霹靂っぽい変化ではなく、それまで歩いてきた人生に、人との出会いによって、ささやかだけど大事な力が加わって、ちょこっとだけいい方向に歩みが変わりました、という感じ(もちろん、その後のことは分からないけど)。その匙加減が、とてもよかった。

音楽の演奏シーンの説得力に感心していたら、みんな実際にミュージシャンなのですね。
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