2010'02.25.Thu
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図書館の返却期限が迫っていて、カンボジアくんだりまで持って行って読了。
サッカー本は戦術論は読めませんけど、こういうのは大好き。
欧州では、サッカーは歴史や政治や社会情勢や秘密結社や経済や戦争や宗教や民族や・・・あまりにも多くの事と、密接な関係を築いているので、その国や地域を知る重要な手がかかりになる。
日本はまだね、そこまでサッカーが根付いていないけれど、いずれは、もっと色んな事が起こるはず。
とってつけたようなダービーだのクラシコが、いずれは本物になってゆくはず。
旅先でのガイドさんの話ぶりから、カンボジアがタイに対し、「文明の発祥は俺達の方がずーっと先なのに、丸パクリした挙句、さも自分たちが元祖ですって顔して歴史書き換えてやがる」・・・みたいな感情を持っているような印象を受けた。
あー、中国とか朝鮮半島も日本に対して似た感じを持ってるのかねー?なんて友達と話しつつ、ちょうど読んでいた本書のマンチェスター・ダービーの箇所も思い出したりして。クラブの輝かしい伝統と、現在の規模や成績とは、必ずしも両立しませんものね・・・。
色んな次元で、「発祥は俺らが先なのにちくしょー!」って感情はあるなぁ、と。
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旅行の話に戻ると、ツアーにセットになっていたので観賞した、カンボジアの伝統舞踊は確かにタイのにそっくりで(というかカンボジアが元祖なんだけど)、「九月姫みたいだ!」と、小さい頃に読んだ童話を思い出しました。シャムの王族の物語。
気付けば絵は武井武雄!
ツアー中に聞いた話で、カンボジアでは、女の子が親の面倒をみるのが伝統なので(結婚すると、お婿さんがお嫁さんの家に住むみたい)、女の子が生まれる方が喜ばれる・・・というのがあった。
この物語って、そういえば女の子がたくさん生まれる王族の話だったけれど、それってお目出度い、繁栄の象徴みたいなイメージがあるのかなぁ?
・・・まあ、ラストで九月姫が美しく育ってカンボジアの王様にお輿入れし、他の醜いお姉さま方はシャム猫1匹つけて、大臣たちに嫁にやられる・・・という感じだったので、タイはちょっと習慣や価値観が違うか・・・すみません、妄想でした。
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