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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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高校ぐらいの時、ようやく買ってもらったビデオデッキで、系統もなにもなくジャケットやスチールの写真の印象だけで、適当にビデオを借りて観ていた。
そんな風に観たうちの1本がベルイマンの『第七の封印』。
意味はよくわかんなかったけど、死に神とチェスをするシーン(・・・のスチールに惹かれて借りたのだ)が、素晴らしくかっこよかった。今ならもっと色々内容について受け止められるかも。また観ないと・・・。
この作品はちょうど同じ頃に撮られた作品で、老教授が見る悪夢のシーンが、シュールレアリズムっぽくて、やっぱり背筋がぞっとする位にかっこよかった。

死の香りもただよわせつつ、内容は、基本的にはほのぼの。
偏屈な性格ゆえに、色んな所で人生の大失敗をしてきた老人が、義理の娘との車の旅と、その間に過去を思い返し、噛みしめ直すことで、ちょっとだけ変わる話。
人間、老境においては、とりかえしのつかないことも、そりゃあたくさんあるけれど、まだまだ、できることも、変えられる事もある。

悪夢は死への恐怖や、忘れられない過去の嫌な事なのだが。教授があのトシで「試験を受けるんだけど全然できない!」って悪夢を見るのがかわいかった。ウチの母もそういう夢、見るそう。
自分は見ない。試験に対してそこまで真剣じゃなかったっていうことかぁぁぁ!と、反省・・・。

偏屈な老人と、彼の捻くれた性格をすきっと受け流してちゃんと世話してくれる頼もしいお手伝いさん・・・ってコンビっていいね!(『情婦』の弁護士と看護婦さんもいいよね!)
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