2010'02.25.Thu
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メキシコのサッカー映画!ということで、『ルドandクルシ』を観てきた。
アルフォンソ・キュアロンの監督作かと思っていたら、弟のカルロス・キュアロンが脚本・監督だったり。
ストレートなコメディかと思っていたら、ほろ苦い喜悲劇だったり。
予想外なことが続いたけれど、楽しめは、した。
バナナ園で働く兄弟が、通りすがりのスカウトマンに見出され、栄光への道を一歩踏み出すが、そうそう上手くはいかないものなのだ!という話。
人は得意な事と、情熱を傾けられる事が必ずしも一致しないから悩ましい。
そして悪魔の誘惑からは、容易には逃れられない。
語り手はスカウトマン。サッカーを通じて人生が語られるのだけれど、一体これはギャグなのか、ほんとにこれがメキシコサッカーなのか?と分からないことも多かった。
ちょろっとした交渉で、拾ってきた選手をチームにねじ込めるのとか。
試合中、テクニカルエリアから指示出し真っ最中の監督の携帯に電話して、「ベンチにいるあいつを出さないと、お前が浮気してる事を奥さんにバラすぜ」とか脅迫ってできるのかよ、とか。
そもそも安定剤打った選手をベンチに入れられるのかよ、とか。
そんなこんなで、最悪の方向に進む二人の人生は、でも最高とは言えないまでも、収まる所にさらりと収まる。
あれ?これはこれでよいんじゃないの?という、あっけらかんとしたラストこそが、これがメキシコ?って感じだった。
そういえば、ギャンブル、女、麻薬は出てきたけれど(そしてネズミ講も・・・)、酒浸りになる人はいなかったなぁ。みんな酒豪なのかしらん。
ストライカーである弟が武闘派っぽい恐ろしげなサポーターに「次に点を取らないとタダじゃおかないぜ」とか何とか、囲まれて脅された挙句に「サインちょうだい」と言われる所がウケました。
ストライカーである弟が武闘派っぽい恐ろしげなサポーターに「次に点を取らないとタダじゃおかないぜ」とか何とか、囲まれて脅された挙句に「サインちょうだい」と言われる所がウケました。
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