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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2010'03.10.Wed
楽しみにしていた、シネマヴェーラ渋谷の『映画史上の名作3』にようやく。

今回の目玉は、プレストン・スタージェスの未公開作『バシュフル盆地のブロンド美人』!!!!!!!!!!
この人、生涯の監督作品13本が、全て傑作との話を聞くのだけれど、ほとんど日本では観られないのです。文芸じゃなくてコメディな辺りが、日本ではウケないのだろうか。
観た事があるのは『レディ・イヴ』、『パームビーチ・ストーリー』、『サリヴァンの旅』の3本きりなので、楽しみにしてました。
猟奇的な彼女が大活躍の西部劇、とでもいいますか・・・。

映画は、もっそい気合いの入ったカウボーイの老人が、ブロンドのかわいい小さな孫娘に、銃の撃ち方を教えている場面から始まります。
「親のないお前が心配じゃ。大人になる頃にはワシは土の下でコヨーテの声を聞いているだろう。銃が代わりに身を守ってくれる。」
・・・と、お人形遊びをしたがる孫娘にがんがん銃を撃たせ、それが百発百中の腕。
そんなこんなな環境で成長した孫娘は、腹が立ったら即、銃を持ち出すブロンド美人に成長。彼氏の浮気も銃で解決!・・・のはずが、銃弾が当たったのは判事の尻。その騒動がきっかけで巻き起こるてんやわんや。クライマックスは銃撃戦あり、裁判あり。
なんか倫理的に今じゃちょっとマズすぎるのでは?位の、イカレポンチな内容でした。あー面白かった!

同じパターンを繰り返す→またそうなると見せかけてちょっと外す→かと思うとやっぱり!っていうギャグを嫌というほど盛り込んでいるのに、それにうんざりさせられることなく、観ていてうずうずしてしまう、呼吸の上手さってば!

他の作品の公開も待たれます。
願っていれば絶対機会はくるはず!

『バシュフル盆地のブロンド美人(The Beautiful Blonde from Bashful Bend)』
公開:1949年
監督:プレストン・スタージェス
主演:ベティ・グレーブル、セザール・ロメロ、オルガ・サン・ファン

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併映は『輪舞』。フランスのラブコメ。
これが英語字幕のみでねえ。
狂言回しがいて、カップルの片方が、別のひとと繋がってて、でもその相手はまた別の人と・・・とぐるぐると巡る、恋愛ものの連作みたいな形式。
話の流れは絵だけで分かるものの、言葉を追い切れず。
絶対この年代のフランス映画なら面白いはずなのに、味わい尽くせませなんだ。
英語、もっと勉強しないとなぁ。

『輪舞(La Ronde)』
公開:1950年
監督:マックス・オフュルス
主演:ダニエラ・ジョラン、シモーヌ・シニョレ、ダニエル・ダリュー、アントン・ウォルブック、セルジュ・レジアニ、シモーヌ・シモン、ジェラール・フィリップ

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この特集上映はあと2回位は行きたいな・・・。
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