2010'03.11.Thu
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3DのXpanD方式っていうので観てきた。初3D。
ゴーストは出にくいけれど、視野が暗く、メガネが重いタイプ、らしい。
メガネはニット帽の上からかけてちょうどかな。大きめ。最初字幕だけが手前に見える感じで疲れたけれど、そのうちに慣れたし、噂に聞く酔いもなかったのでよかった。
映像、ほんとに凄いね!
最近の3Dって「飛び出す!」っていうよりも、奥行きなんだなぁ。
それをどうよどうよ?と見せ付けんばかりの、遠近感をつけた構図がいっぱい。
ほほーう(・・・と3Dで観る人はじっくり見惚れるシーンは、2Dやテレビで観る人はちょっと退屈かも)。とりわけ森の中のシーンが美しく、ちらちら小さな虫が飛んでいるのなんて、ほんとに触れそう。
もう、とにかくわー!最新の3Dってこう!綺麗!元画面はどうなってるの?と、メガネをつけたり外したり、目とメガネの距離を変えてみたり、遊んでいるうちに前半は過ぎる。
ストーリーは、侵略の前段階の調査のために、現地人に近づいた主人公が、女性と恋に落ち、元々自分が所属していた侵略者側と戦う・・・という、王道話の異星版。
地球人が現地人と交流する時は「アバター」という現地人に似せて作った、生きた操り人形を使うのです。アバターと精神をシンクロさせて操る・・・というより乗り移るという方が近いかな。
主人公は、半身不随になってしまった海兵隊員。
この設定が上手かった。
普段は車椅子で、足なんてやせ細ってもう棒切れみたいでさ。
ところがアバターに憑依すれば五体満足。異星人に、戦士としての訓練を受け、運動能力はさらに上がる。その「走れるよ跳べるよ、もっともっと、わーい!」という開放的な感じが、3Dの美しい別世界の中で、とても効果的だった。
もともとが訓練された軍人さんなので、異星の厳しい試練に耐え抜けたり、現地人でも難しい技を体得できて、それによって信頼関係を作り上げる点も、説得力がある。
これだったら現地の女性も恋に落ちますわよ。
ただ、クライマックスの戦い方がねえ・・・。
人間側のテクノロジーを分かっているメンバーがいるわけだし、もうちょっと何かいい作戦を立てるんだと思ってたのです。
例えば地の利を活かして、しかるべき地形の場所に戦闘機を追い込み、磁力で混乱・自滅させるとかなんか。
いやー、まさか人数集めるだけ集めて、銃器類に対して肉弾戦するとは思わなかったよ。何あの竹槍部隊。まさしく白人vsネイティブアメリカン。主人公は他部族まで巻き込んで、煽るだけ煽って余計な無駄死に増やしただけじゃん。
少なくとも、大事な場所からは敵を離す方向に行かないか。負けても、勝って敵の飛行機が爆発しても、いずれにしろ地表には被害が及ぶわけだし・・・。
てゆーか、ラスボスのあのおじさんを拉致して、不思議な木に縛りつけておくだけで済んだのでは?
そんなこんなで、戦闘場面では疑問符が点滅しまくり。
ここでもキャラクター設定が活きてるよなーと感心した。
味方に、戦いの作戦を立てる能力がある人が全然いないんだもんね。
命令される側の筋肉派の軍人さんと、サンプル集めや語学の勉強にだけ夢中な学者バカ・・・だったらああなっても仕方がないのかもな。
(という設定にすることで、作り手も特に奇抜な作戦を考える手間が省け、とりあえず、どんどんばたばたわーわーさせてれば済む)
ああ、とにかく戦いって空しいね・・・・自然とは共存すべきだよ、うんうん。
・・・自分を無理矢理納得させた感はありますが。
とにかく、3Dはスゴイ!見る価値あり!
3D元年集大成作を体感できて、満足!
色々と調べれば調べるほど、3D観るならアイマックスらしい(撮影方式でまた違うらしいけど)ので、今度は109シネマズでティム・バートンのアリスを観てみようっと。
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