2010'03.23.Tue
シネマヴェーラの『輪舞』の後、チェコセンターでの映画上映会で『火葬人』、またシネマヴェーラで『ル・ミリオン』、『ロイドのスピーディ』と、英語字幕で映画を観ることがやたら続いた一週間。自分のできなさを痛感しましたよ(写真は『火葬人』のポスター)。
「ゆっくり読めばわかる!」などという力量では何の役にも立たないわけで。
でも!でも!英語字幕が読めるようになったら、DVD全盛のこの時代、英語字幕はかなりの確率で入っているだろうし、どの国の日本未公開映画だって楽しめるようになるのでは?とも思うのです。
わー、余計に頑張ろう。
『ル・ミリオン』と『ロイドのスピーディ』は単純なコメディだったので、字幕を全部読めなくても筋や笑い所は掴めたのですが、『火葬人』はチェコセンター所長の説明によるとブラックコメディだそうで。
チェコがドイツに占領されていた時代に、ホロコーストに手を染めてしまう男の話です。男は何故かチベット仏教にはまっている。で、ユダヤ人とのハーフの妻や、自分の子供(ユダヤ人とのクオーターということになる)を殺しちゃうんだけど、それによって救ってあげている、みたいな確信があるようだ(生まれ変わったほうがいい、みたいな感じか)。「生まれ変わる」って考え方が、チェコ人的には新鮮だったんだろうか。
・・・まぁとにかく、一切がっさいツボが分かりませんでした。一体どこで笑うんだろう。笑う以前に、筋が全部つかめなかったよ。
でも、昔から「わからない」って映画を観るモチベのひとつになってきたので(モンティ・パイソンもそもそもは「なんじゃこりゃ」だったし)、いつか再見して、わかるまで突き詰めようと思います。
それにしてもホロコーストものに当たる時は続きます。
![]() | チェコの映画ポスター ピエブックス 2006-10-07 売り上げランキング : 482661 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
前から持ってるこの本を調べ直したら載ってたよ『火葬人』(『死体焼却人』ってなってたが)。
1968年作。プラハの春〜ソ連の軍事介入、の年。
チェコ・ヌーヴェルヴァーグの中の1本らしい。
上映会でもらった解説によると、制作中に圧力がかかったり、主演俳優が身を隠さざるを得なくなったりもしたらしい。監督はシュヴァンクマイエルと同年同日生まれで、同じく人形劇も勉強してて、お互いの映画を手伝ったりしていたようだ(ちゃんと読めてないけど>英語なので>がんばれ!!!)。
PR
Post your Comment
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析