忍者ブログ

猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008'06.26.Thu
瑠璃の島 DVD-BOX瑠璃の島 DVD-BOX
成海璃子 竹野内豊 緒形拳

バップ 2005-09-22
売り上げランキング : 19439

Amazonで詳しく見る by G-Tools


『永遠の仔』の次に観たのが、マイミクはっちーにアレしていただいた、このドラマ。
こちらも親に傷つけられた子供が主人公だけれど、『永遠の仔』の、大人になっても癒えない傷の恐ろしさ、切なさに涙するのとは違い、あたたかい、気持ちのよい涙が流せて、心が潤った。
沖縄の自然も綺麗でね。
また島に行きたくなりました。

ドラマの構成も上手い。
前半は、親に見捨てられてすっかりひねくれた主人公が、過疎化が進む離島に引き取られてきて、人々の温かさや美しい自然の中で、素直さを取り戻すまで。
後半は、島の住民たちにまつわる、色んなエピソードを絡めながら、「過疎化対策として、他所から里子を取るのは、単なる島のエゴなのか?」という問題と向き合う。
ラストまで、たるまずきっちりと完走できました。
(くそぅ、やっぱり『ラスト・フレンズ』が恨めしい!)

要所要所をベテラン俳優さんがきっちり締めてくれていたのも、大きいのかも知れない。
主人公を引き取る、緒形拳&倍賞美津子(ココでも登場!)夫婦ももちろん良かったし、岸部一徳の校長先生がまた素敵で素敵で。

-----
里子問題は、住民のエゴといったらその通りなのかも知れないけれど、エゴでも何でも、お互いが幸せになれるなら、それでいいじゃん?、と思った。

昔ウチでも、これは過疎化問題ではなく、家問題だけれど、父方の親戚連中から「このままじゃ家が廃れるから娘を差しだせ」要求があって、親が「家族がばらばらになるなんて!」とつっぱねたことがあったらしい。
まあウチはほんとに普通の家族なので、「親戚連中のエゴのために家族離散なんてバカじゃねーの」になったのだけど、もし何か状況が違えば、差し出されることで私が救われ、かつ親戚連中も満足し、親も助かる、という黄金パターンだって可能性としてなくはなかったわけで。
状況次第なんだよね・・・などと、まあちょっと話は違うけど、思ったりした。

-----
くそぅ、やっぱり『ラスト・フレンズ』が恨めしい!>何度でも言う
でも、こんなに最終回の評判が悪いと、DVD売上に響かないだろうか。
(最近は放送局もCM収入が減ってるから、DVDの売上は大事らしいよ)
いやいやいや(『瑠璃の島』の主人公の口癖)、あの酷い最終回は、DVDのおまけで別エンディングを3パターン位入れるための布石だったんじゃあ・・・などと妄想したり。

PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
単なる離島の自然を見せる癒しドラマかと思ったら大間違いなドラマでした。
離島が抱える問題だけでなく、親子や家族、都会の抱える様々な問題も描きつつ、でも最後はやっぱり癒されるドラマでした。
コレ見たら鳩間に行きたくなったよー!
ラスフレと言えば倍賞美津子、このドラマを見た後に見てしまったので、ラスフレにはもったいなかった。「ぐるりのこと。」にはピッタリはまったけどね。
なんかこう悪女そうな母親老女優っていうのが人材不足なんだろうね。
それとラスフレのDVDはなんだかんだ言ってもそこそこ売れると思います。だって4人それぞれにファンが付いてるからね。
それと最近の視聴率は在宅率の高い中高生が支えているので、ラスフレやごくせんみたいなドラマの数字が高いんだろうね。
こういう「瑠璃の島」みたいなスロードラマは数字が良くないのだけれど、今はDVDでの収益もあるんだから視聴率を気にせず、こういう良ドラマをテレビ局には制作して欲しいものです。
余談ですが、昨今のナンチャラ制作委員会というTV局介入の映画は宣伝が露骨なので嫌いですw
hachiuma: 2008.06/29(Sun) 03:39 Edit
無題
いいドラマをどうもでした!
ほんとに島に行きたくなった~。
スペシャル版の方はまだ楽しみに取ってあるの。勿体ないので、ふっふっふ。

-----
製作委員会方式は、脚本にもそれぞれの思惑で口を出すし、問題も多いみたいだねー。
でもそうしないと制作費が出ない・・・とゆー。

20代の子の母親・・・くらいのいい女優さんがいない気がしますなあ。
『おせん』の母親も、もうちょっとアバンギャルドな女優さんに演じて欲しかったけど、思いつく人はみんな祖母役位のトシなのでした。
sha: 2008.07/02(Wed) 19:16 Edit
trackback
この記事のトラックバックURL:
[166] [165] [164] [163] [162] [161] [160] [159] [158] [157] [156
«  BackHOME : Next »
ブログ内検索
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析
バーコード

猫の魚辞退 wrote all articles.
Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]