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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2007'06.12.Tue
2作とも、善きにつけ悪しきにつけ、物事や思いが連綿と受け継がれて行く様子を描いていたような。

■狐笛のかなた

日本が舞台のファンタジーもの。
mixiで「梨木果歩好きがすすめる他の作家の作品」で見たはず。いや、いしいしんじだったかな・・・。

梅の香りも、風も、生き物の気配も、優しい気持ちも、哀しみも、全てのものがかすかに漂っていて、奥歯で噛みしめるとじんわり広がっていくような、そんな感じの文章だった。

終盤は止まらなくなって、わざわざ各駅停車に乗って座って読みながら泣きながら帰った。
これは、すきなひとがいる時に読めてよかったと思った。



■夕凪の街桜の国

前から評判は聞いていて、少しだけ立ち読みしたこともあるのだけれども、心が持ちこたえられない気がして避けていた部分も。
サッカー観戦仲間の間で回っていたので、この機会に借りてみることに。
遠い出来事が一気に身近に迫ってくるスピードの凄さはなんだこれ。



2作続けて読んで、誕生日の翌日は泣きっ放し。

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書くのを忘れていたけど読んでいたもの
■太陽の塔

伊坂幸太郎が仙台を書くような感じで、この人は京都。

日本ファンタジーノベル大賞受賞作なのに、読んでも読んでも自尊心ガチガチの失恋男のストーカー話にしか思えなくて、うわ、気持ち悪いかも・・・と、どきどき。でも、語り口調や小道具がなんとなく面白くてやめられなくて(しかし球状のアレはよして欲しかったなぁ)。

後ろについてた本上まなみの解説がそのままするんと自分の思ったことまんまで、なんだか本上まなみの本を読んでみたくなった。



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