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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2010'02.12.Fri
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]
出演:森山未來, 長澤まさみ, 大沢たかお, 柴咲コウ 監督: 行定勲

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森山未來祭り、映画版フィナーレには、一生観ないと思っていた本作を。
(・・・たまたまWOWOWでやってたのさ)
避けていたのは、監督の作風が苦手なため。何本か観たけれど、綺麗なだけで話の背骨がない感じなんだもん(小津安二郎と気が合わないのとは違いますよ。小津安二郎は背骨があるけど、自分とは合わないだけ。行定勲は、背骨がそもそもないの)。

別にストーリーについては責めませんよ。
「恋人が白血病で死んでしまう」というのはメロドラマの定番としてアリだし、定番だからこそ、描き方でいくらでも料理できる。
実際に、ドラマ版のセカチューはとても良かった。
前半は仲代達矢にうっとりし、後半は三浦友和に号泣できた(またおっさんかよ)。
いやいやいや、全体的に、凄く素敵なドラマでしたよ。

しかしこの映画は酷い。
3名による共同脚本なのに、この中のひとりとして「これはいくらなんでもおかしくない?」と思わなかったんだとしたら、全員脳味噌が沸騰していたとしか考えられない。
「偶然にしてもでき過ぎてないか」とか「この時点まで**しなかったのは不自然過ぎないか」の連続が許容の範囲を超えていた。
森山&長澤がいいか、山田&綾瀬がいいか、とかいう問題では・・・(主役二人はどちらもそれぞれいい)。

映像や美術はとても綺麗。
しかし、せっかく綺麗なのに、映画なのに、肝心のところは絵よりも台詞で語る始末。
恋に落ちる瞬間くらいは素敵に描いて欲しかった。序盤の先生の葬儀で弔辞読むところは、ドラマの方がむしろ説得力ある画づくりしてたと思う。
まあ、この映画で「は?」と思った部分は、ドラマで作り変えてあったので、たぶんドラマのスタッフも映画を観て「ここは自分だったらこうするよ…!」とわくわく改変したんだろうな。

原作では交換日記であるところを、カセットテープの交換にしたのは映画版らしいので、そこが唯一の功績かも。


・・・森山未來は、はっちゃけない役だと声がいいね・・・(逃避)。




行定勲、もう絶対観ない。
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