2010'02.09.Tue
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森山未來祭りの中で、作品として一番楽しめたのがコレ(今の所)。
プロのタップダンサーになる夢を、怪我のために断たれた主人公が、ひょんなことから弱小少年アイスホッケーチームの監督になり、素人ながらチームを大会優勝に導く、という話。
・・・といっても、主人公の挫折や苦悩なんかはおいといて。物語はあくまで、元気いっぱいの子供たちとユニークな監督が繰り広げる、子供スポ根話+小さな恋のメロディ話に徹してて、それが成功してました。親子で楽しめそう。
アイスホッケーに興味が出て、実際に試合を観に行っちゃったよ。
素人がいきなり監督してチームを優勝へ、といっても、プロのダンサーを目指してたって所がポイントで。
ホッケーのルールは知らねど、とにかく試合のながれをじーっと観て、メンバーの適性や、試合の流れ、コンビネーション、相手との違いを見極める。
ジャンルは違えど、人間の肉体ときちんと向き合ってきた人だから、そういうことはできなくはないんだろうな・・・と、割と納得。そんなに絵空事な感じがしないのでした(そもそも実話が元だそうで、実在の監督さんはスキーのジャンプをやっていたらしい)。
適材適所、シンプルな作戦、試合のリズムの把握、そして「自分たちは弱い」と信じちゃってる子供たちのモチベーションをアーップ!・・・子供の指導で、一番大事なポイントはきちんと押さえてるような気がする・・・。
「あれ?監督が言った通りにしたら上手くいったよ!」という流れで、監督と選手との信頼関係が、一番理想的な形で作り上げられて行く様子がすがすがしかった。
盛り上がりもギャグも泣きもべったべた。でも、べったべたをきちんと作れる人は、なかなかいなくって。
変な作家性とか出さずに、きちんと物語を紡いだ陣内監督は、結構冷静な人なんだろうなー(逆に『ガマの油』を撮った役所広司は、凡人には計り知れないはっちゃけた脳内なんだろうなー)。
何故そんなに上手くいくのかとか、何故そこで歌うのかとか、何故試合中に踊り狂うのかというツッコミなぞ野暮野暮。
森山未來は、『WATER BOYS』のタテノリくんが成長したような、愉快にはっちゃけてるけど頭はいい、というキャラで、子供大好きの盛り上げ役。ダンスや手品シーンから、「ワタシノイウトオリニスレバー カナラズカテマース」などと謎の外人ぶって子供たちにアドヴァイスする様子まで、楽しんで見守れました。
また塚本高史がカレー屋の客役でちょこっと出演。
田中要次のイケメン版かこの人は。
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