2008'07.11.Fri
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キャストに惹かれて借りたのだが、ぼわーんとした綺麗な映像に、自分語りモノローグがかぶさる短編5本オムニバス。
ポエム映画苦手・・・・。
なんだか映像関係の学校の女子が卒業制作に作ったみたいな。
ところでタイトルがジャック・プレヴェール(「天井桟敷の人々」の脚本の人)の「われらの父よ」という詩から取られているそうなのですが、最後にそれが出てくるまで全然気づかなかった。
というのも、私が知っていた訳はこれ↓
「天にましますわれらの父よ そちらにおいでをねがいます
地上は われらがのこりましょう こちらも 時おりすてきです」
で、映画だとたぶんこっちの訳が引用されている↓
「天にまします我らの父よ、天にとどまりたまえ
われらは地上に残ります この世界はときどき美しい」
個人的には前者の方が好きだけれど、タイトルとしては「世界はときどき美しい」の方がびしっとキマるから、後者の方が端正な訳なのかしらん。
こういう訳もあった↓
「天にましますわれらの父よ どうかそこに止まり給え
だが 僕らは地上に止まろう ときにはかくも美しいこの世に」
翻訳って面白くて怖い。
私がこの詩を知ったのは、「たんぽぽクレーター」という小児科専門医療都市が舞台のSFマンガ(復刊してないかなぁと検索していて、「少女漫画でしかありえない特異な牧歌的ハードSF」という評をしてる人を見つけた。深く同意)。
子供がテーマの本には最初の訳がぴったりですね・・・。
まあつまり話題をそらしたくなる程度の映画だったということで。
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