2008'07.16.Wed
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『たんぽぽのお酒』の後日譚。
というか、もともと書いた『たんぽぽのお酒』の原稿には入っていた部分で、出版する時に「長過ぎる」ということで、お蔵入りしていたらしい。それを何年も何年も温め温め、ようやく出版に至ったという事情が。
キラキラした少年時代から、ちょっとだけ大人への一歩を・・・という部分だけ抜き書きしてあるので、やや中途半端。たぶん、『たんぽぽのお酒』から続けて読んで、丁度なのではないかと思う。
ちょっと違和感を感じたのは、少年たちが「年をとりたくない」「老人になりたくない」と思う所。時の流れに抵抗するべく街の大時計を止めたりするのだけど、子供の頃って、どちらかというと、早くもうちょっと大人になりたいと思わなかったけ?
お酒も飲んでみたい、タバコも吸ってみたい、デートもしてみたい、好きな物を思い切り食べたい、勉強しろって言われなくなりたい・・・。
・・・いや、そんなことないかなぁ・・・。
ちょっと少年の視点よりも、年をとった作者の視点が勝ち過ぎてる気がしたのだけど、私の方が子供のころの気持ちを忘れてしまっただけかも知れない。
「ずっとこのままがいい」なんて思ったことあったかなぁ・・・。
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