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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2007'04.13.Fri
深夜のテレビならアリ。
WOWOWオリジナルコンテンツでもアリ。
でも劇場公開はなし。
・・・だと思う、これ。
オールナイトならアリだがな。

ゆるゆるの空気が独特の面白さなのだけど
全くもって映画館で1800円払っては観たくない。


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監督:三木聡
出演:上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤、伊武雅刀
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2007'03.14.Wed
シネマヴェーラの渋谷実特集にて。
一度行ったらフィルムが切れていてプログラム差し替え。
フィルムの損傷が激しいということで、2日後16mmでの上映に変更。
観た人の感想がいまひとつだったし、尺も長かったのであまり期待せずに伊藤雄之助目当てで。

別にイカレポンチな人々が出てくる訳ではなく、山奥の小さな部落の古くて閉鎖的でえげつない農民の生活の様子が、「気違い沙汰」というわけ。
でもああ、こういうのに近い話は、場所によってはまだまだあるよ、と思った。法律よりしきたり、常識よりも馴れ合い、噂話と人の悪口、色も欲も剥き出し。
あーやだやだー。

そして、「どんなに嫌な目に遭っても土地から離れられない」っていうのはこういうことなのかなぁ、と思う所がいくつか。
農民の魂ってやつなのでしょうか。

ちょっと序盤だれたけれど、生々しく、興味深く観た。
謝って欲しくない所で謝らなかったのにすっきり。
淡島千景、かっこいい!

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監督:渋谷実
出演:伊藤雄之助、淡島千景、水野久美、伴淳三郎、藤原釜足、森繁久弥
2007'03.02.Fri
吸血蛾 [DVD]吸血蛾 [DVD]
監督:中川信夫

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狼男による(といわれる)ファッション業界を舞台にした連続殺人事件を解決するために、金田一耕助が出てくる話(見事解決と言えるかは微妙)。

文芸座の池部良特集で観た(ほんとは併映の「33号車応答なし」が観たかったのだが時間的に無理だった・・・わーん私の志村喬ー!)。

全然「金田一もの」だとは知らなくって、妖怪ものC級ホラーだとばっかし思ってた。
で、池部良特集なのに、全然池部良が出てこない。いつ出てくるんだろう?もしかしてあの狼男の特殊メイクしてる人の正体が池部良なのかしら?と、観ながら色々考えていたら、いいかげん2人ほど人が死んでからスーツ姿でのろりと出てきた。
(そこで何故か客席から笑いが起きた)
で、警察が「金田一さん!」と声をかける。
(また笑いが起きた)
うわ!金田一耕助ものなんだこれ!と、初めてココで判明。

途中から妖怪モノじゃなくて推理モノなのだと、気持ちを変換しなければいけなくなって戸惑ったので、ちょっとは予備知識を入れてから観ることも重要だな、と反省。

終わって思い返すとあれこれおかしいし、「なんであの人だけ殺されないわけ?」という人が結局アレだし、理屈は相当ぬるい話なのだけど、ちゃんと映画としては退屈せずに最後まで観られたのが凄い。
廃墟好き、小道具好きにはツボも多かったし。
昆虫学者のボロ屋敷の無駄に凝った仕掛け(玄関の小窓が蝉の幼虫の形をしてて、ゆっくり開いたり)、ファッションショーのステージの下の奈落、銃撃戦の舞台となった廃墟、マネキンの群れ、脚だけ見せるラインダンスと一緒に踊る、切断された脚・・・。

とはいえ池部金田一はスカしてるだけで大して役に立ってなくて、演じてても全然面白くなかっただろうな。安西郷子(ヘップバーンみたいで綺麗だった)の彼氏の新聞記者の方がまだ男気満載。美味しいトコだけ金田一にもってかれて気の毒だった。

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ショーで事件が起こる場面、観客がわーわー逃げるのかと思ったら、死体にきゃーきゃー群がって取り囲む所に笑った。
女性客が多かったら、実際もこんな感じになるのやも知れない。

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・・・で、何で吸血蛾ってタイトルだったんですか?

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監督:中川信夫
出演:池部良、久慈あさみ、安西郷子、万里陽子、東野英治郎、千秋実、大村千吉、有島一朗
2007'03.01.Thu
フィルムセンターで観た。
ここは客の平均年齢が極端に高いせいなのかなんなのか、やたらと反応がいい。
この作品でも夫婦のちゃきちゃきした会話場面の度に笑いが起きていた。
ちょい役の丹波哲郎(英語と日本語をちゃんぽんで喋る怪しいおぼっちゃん役)が登場した時なんて大爆笑。

考えてみたらこれ、「貧乏なさま」を映画にしてあるだけなんです。

貧乏長屋住まいのトタン屋一家が主人公。
とーちゃんは酒飲みでいつもだらだらしていて、根がお人よしなので、たまに仕事にありついても手間賃踏み倒されたりしている。
かーちゃんはしっかりもので、だらしないとーちゃんの分も内職や金策に走り回って、なんとかやりくりしている。
たまには夫婦喧嘩もするけれど、基本、とーちゃんとかーちゃんは愛し合っている。
周りもみんな貧乏ばっかりで、娘を水商売に出す家もあれば、病気の奥さんを医者にもみせられずに死なせてしまう家もある。
生活がいよいよ立ち行かなくなり、大家に家を追い出されそうになり、一家は夜逃げする。

・・・・ただただこんな話なのに、何でこんなに面白いの?
そいで、この一家にいつも、この先もなんとかなるよ!っていう光が差してるように見えるの?
ちゃんと愛し合う事や、どんな状況でもカラリとしている事の、物凄い力強さったら!
こんな中身なのに、晴れ晴れ映画館を出られるなんて。
「木靴の樹」と同じような精神が流れてるなぁと思った。基本的に人間を信じて愛している感じ。

英語字幕つきだった。とーちゃんがかーちゃんに「オユキさんよぉ」とおべんちゃらを使う場面の字幕が「OYUKI」ではなく「honey」だった。


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監督:中川信夫 
出演:伊藤雄之助/望月優子/二木てるみ/宇津井健/丹波哲郎
2007'02.27.Tue
「元祖ピタゴラ装置」の宣伝文句にふらりと買ってしまった。

ピタゴラよりも巨大で乱雑で大ざっぱでボロくさい装置が延々30分動き続ける。しかも、火は吹くわ、ぶくぶくガスは出るわ(絶対毒だろあれ)、泡は吹くわ。撮影した人が無事だったのか、心配になるくらい。
大体この手の映像はカットなしが基本だと思うのだが、これは「泡がだらだらと向こう側まで流れて行くまで」の場面は、あまりにも時間がかかったのか編集してあった。
しかも泡のシーン、1箇所だけじゃないし、いくらでもズルできるじゃん。
「また泡か!」と、笑いながら見てしまった。

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