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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2007'03.02.Fri
吸血蛾 [DVD]吸血蛾 [DVD]
監督:中川信夫

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狼男による(といわれる)ファッション業界を舞台にした連続殺人事件を解決するために、金田一耕助が出てくる話(見事解決と言えるかは微妙)。

文芸座の池部良特集で観た(ほんとは併映の「33号車応答なし」が観たかったのだが時間的に無理だった・・・わーん私の志村喬ー!)。

全然「金田一もの」だとは知らなくって、妖怪ものC級ホラーだとばっかし思ってた。
で、池部良特集なのに、全然池部良が出てこない。いつ出てくるんだろう?もしかしてあの狼男の特殊メイクしてる人の正体が池部良なのかしら?と、観ながら色々考えていたら、いいかげん2人ほど人が死んでからスーツ姿でのろりと出てきた。
(そこで何故か客席から笑いが起きた)
で、警察が「金田一さん!」と声をかける。
(また笑いが起きた)
うわ!金田一耕助ものなんだこれ!と、初めてココで判明。

途中から妖怪モノじゃなくて推理モノなのだと、気持ちを変換しなければいけなくなって戸惑ったので、ちょっとは予備知識を入れてから観ることも重要だな、と反省。

終わって思い返すとあれこれおかしいし、「なんであの人だけ殺されないわけ?」という人が結局アレだし、理屈は相当ぬるい話なのだけど、ちゃんと映画としては退屈せずに最後まで観られたのが凄い。
廃墟好き、小道具好きにはツボも多かったし。
昆虫学者のボロ屋敷の無駄に凝った仕掛け(玄関の小窓が蝉の幼虫の形をしてて、ゆっくり開いたり)、ファッションショーのステージの下の奈落、銃撃戦の舞台となった廃墟、マネキンの群れ、脚だけ見せるラインダンスと一緒に踊る、切断された脚・・・。

とはいえ池部金田一はスカしてるだけで大して役に立ってなくて、演じてても全然面白くなかっただろうな。安西郷子(ヘップバーンみたいで綺麗だった)の彼氏の新聞記者の方がまだ男気満載。美味しいトコだけ金田一にもってかれて気の毒だった。

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ショーで事件が起こる場面、観客がわーわー逃げるのかと思ったら、死体にきゃーきゃー群がって取り囲む所に笑った。
女性客が多かったら、実際もこんな感じになるのやも知れない。

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・・・で、何で吸血蛾ってタイトルだったんですか?

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監督:中川信夫
出演:池部良、久慈あさみ、安西郷子、万里陽子、東野英治郎、千秋実、大村千吉、有島一朗
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