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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2007'02.25.Sun
聴かれた女 [DVD]聴かれた女 [DVD]
山本政志

トランスフォーマー 2007-08-03
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アパートの隣の部屋の女性のたてる物音につのる、妄想とコイゴコロ。
そこに生身の彼女との生活が交差してきて・・・。
声だけ聴いてる状態での妄想シーンは、全然別の女優さんが現実とは違うインテリアの部屋で演じており、声だけが本当の隣人のものに吹き替えられている・・・という演出で。
それがするりと現実世界と入れ替わる描写が(ちょっと分りづらかったけど)面白かった。凝ってる・・・。

とはいえ面白かったんだけど、作りがチープでね。
最初、もっとお金をかけてきちんと作れば普通にヒットする盗聴サスペンスとして成立するよ!と思った。

しかしどうなんだろ。

監督自ら演じている盗聴屋を始め、「そんなの現実としてアリか?」って類の裏家業の世界がすんなり主人公とからむのだけれど、それはチープな世界だから流しちゃえる気もするし、でも話はそれがないと始まらないし。

もしかしたら、これはチープさゆえの面白さだったのかも知れない・・・とも思えてきて、正価が測れない感じがした。
まあいいよ、映画だもん。あくまでエイガだもん!
蒼井そらさんは女から見てもイイコそうな、かわいらしい雰囲気。ストーリーも女が観ても面白かったし、楽しめる映画でした。

ポレポレ東中野では、レイトショー上映で、女性専用シートを一列用意してくれていました。

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監督:山本政志
出演;蒼井そら
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2007'02.20.Tue
フランキー堺がひとり8役くらいやってるとんでもない映画なのに、妙にしっとりしみじみしたテイストになっていて不思議だった。監督が豊田四郎だから・・・?
「女から見たら男なんてみな同じ」っていう映画の主張を、フランキー堺が殆どの男性役を演じることで表したのかな、と思われる。
もっと軽妙にもできたはずなのに、勿体無いな・・・。

女優さんは全員魅力的に撮られてました。
ちょっとしか出てこない岸田今日子が異様に美しかった。

中尾ミエと坂本九のカップルの「なんとかなるよ!」な感じが好き。
この存在に未来が託されているといいますか、映画の救いになってるように思う。

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監督:豊田四郎
出演:フランキー堺、岸田今日子、新珠三千代、望月優子、水谷良重、中尾ミエ、坂本九、乙羽信子、池内淳子、淡島千景
2007'02.18.Sun
ラピュタ阿佐ケ谷のモーニングショー津島恵子特集で観た。

殺人犯を目撃してしまったばかりに、事件に巻き込まれてしまう若い夫婦を描くサスペンス。
演出がかちっとしていて面白かったけれど、それより何より画面の構図の美しさにうっとり。
いい白黒映画でした・・・!

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監督:鈴木英夫
出演:木村功、津島恵子、志村喬

2007'02.07.Wed
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会社を早退したので、毛布にくるまって2年間HDDに寝かせっぱなしだったこの作品を観た。
イタリアの貧しい小作農の4家族のつつましやかな日々を、季節の移り変わりとともに静かに描いた作品。
うわあ・・・と、手を差し伸べてしまうような、貧しいのに豊かな豊かな情景。光に、空気に、雨に、歌に、祈りに、人々のまなざしに、触れられそうだった。
長いんだけどね。長いんだけど、全く飽かずに眺めてしまった。

最後のなすすべのなさの中でさえ、きっとこの先、救いの手が差し伸べられるはず・・・!と希望を持って祈ってしまう、この心の中に光が差す余韻はなんなのでしょう(・・・もちろんやるせなさや哀しみを持って観終える人もいると思うのだけど)。


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監督・脚本・撮影:エルマンノ・オルミ
出演:ルイジ・オルナーギ、オマール・ブリニョッリ、ルチア・ペツォーリ、フランコ・ピレンガ、ロレンツォ・ペドローニ
2007'02.03.Sat
こういう、ダメ男にばかり何故か惚れてしまってずるずると不幸になっていく女の話って、苦手なのでした。
実際いるよなぁ、こういう女の人。
でも私はあんまりこういう沙汰には近寄りたくないし、それは映画であっても同じなのだった。

「こういう女いいよなあ」っていう都合のいい男性視点の映画だって思う訳ではなく、むしろ男のズルい部分を鋭く自覚して描いている所はいいのかも(あの骨董鑑定のジジイの糞嫌らしい感じとか!)。
でも不愉快だけど。

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監督 :川島雄三
脚本:菊島隆三
原作:大岡昇平
撮影:岡崎宏三
出演:池内淳子、佐野周二、池部良、高島忠夫、山岡久乃、淡島千景
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