2009'05.07.Thu
![]() | ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519)) 望月 峯太郎 講談社 1995-03 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
高崎で泊まったビジネスホテルの、客室フロアの廊下にマンガの本棚があって、揃ってたので全10巻を読破。
なんだか『クローバーフィールド』を思い出した(無論こっちが後だけど)。
状況を俯瞰する視点がなくて、主人公が大災害の中に放り出されて右往左往するのと一緒に、観ている側も右往左往させられる感じが。
きっと映画の監督はこのマンガを読んだんだよ!(てきとう)
とはいえ映画よりもこちらの方がテーマ性は高くて、訳の分からない極限状態に追い込まれた時の、人間の心理や、恐怖感というものを突き詰めて描いている。
恐怖は人間が生き延びるために必要なものといえる。しかし、その恐怖のせいで人間はありもしないものを見て、過剰な防衛策をとってしまう。
(・・・って、現実にあったジェノサイドとかもこれに通じるなぁ・・・)
恐怖によってありもしないものを見る人間は、ありもしない(かも知れない)希望だって見ることができるよね!・・・というところに行き着いたところで、ふつっと物語は終わってしまうので、その後が気になるけれど。
・・・まぁテーマは描き切ったと言えるのかも。
しかしあのレベルの天変地異では、あの後地球は氷河期突入かな・・・。
PR
Post your Comment
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析