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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2009'05.19.Tue
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おじいちゃん好きは必見(笑)。

独善的で「俺が法律」「目には目を」なガンコジジイが、隣に引っ越してきたアジア系の母子家庭一家と交流し、ちょっとヘタレな長男の父親代わりになることで、やわらかく変わって行く話・・・として、完璧過ぎるくらいによくできた感動作になっている。

それだけではなく、これはまんまアメリカのこれまでと、これからへの期待を描いてるんだろうと思う。
暴力に物を言わせ、差別的で、世界の法律ぶって、他人のケンカに余計な手を出して事態を悪化させていたアメリカは、これから変わるんだよね?
色んな民族と手をとりあって、非暴力が持つ大きな力でもって次の扉を開けるよね?開けてくれるよね?
・・・という作り手の思いがひしひしと。

イーストウッド演じるガンコクソジジイが、ちょっとずつ心を開いていく場面にくすくす笑い、最後の彼の決断に目をみはりつつ、ああ、これからのアメリカが、こんな風に本当に素敵な国になってくれたらいいよねえと願った。

アメリカ本国の人はぱっと把握するのだろうけれど、「丸腰の白人男性、しかも戦争の英雄に、よってたかって銃弾浴びせてなぶり殺した有色人種の不良集団」って、どの位の刑を食らうのでしょうか。
おじいちゃん、美しいけど恐ろしく計算ずくな気も。
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