2008'11.13.Thu
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で、映画化のタイトルは『私がクマにキレた理由』(URLが"クマキレ"だって)なのだけど、原題はシンプルに"The Nanny Diaries"。
セレブに子守として雇われた就職浪人の女の子が主人公の「ベビーシッターは見たッ!」って感じ。
(予告編でネタバレしてるけど)クマのぬいぐるみの中に監視カメラがしかけられていて、仕事ぶりをチェックされてるわけですよ。
もうちょっとこれが全編に絡むのかなーと思っていた。何をやっても雇い主にばれている。おかしいな、おかしいな・・・クマの中にカメラーッ!!!・・・という感じで。
まあ最後のオチのつけ方にはクマは重要な絡み方をするのだけど、あとはそうでもなかったので、邦題としてやや疑問符。小説の方もなぁ。
セレブの生態を観察し、孤独な少年の子守をしながら、主人公が自分探しをする話。
就職活動中の女子大生が見るのが一番合うかも。
OL世代は、「若くて前途洋洋なのに何をしたいのか分かんない~」モードからはちょっと外れてるからな・・・。
でも映画としてはテンポもよく、子役もかわいくて、面白かった。
ちょっぴりメリー・ポピンズへのオマージュも。
一切子育てを放棄して、習い事だのスパ通いだの人付き合いだのに夢中なくせに、子供の習い事やらロハスな食事やら入る学校だけは気にする酷いセレブ妻も、それなりの孤独やトラウマを抱えているっていう描き方も、意地悪くなくてよかった。
演じている女優さんの寂しい瞳が印象的だったり。
それにしても。
浮気性の旦那に悩むセレブ妻は、スカーレット・ヨハンソンみたいな色気ムンムンの美女を雇わないと思うけどなー。
余計な心配の種になるじゃないですか。
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