2009'03.29.Sun
![]() | 蛇にピアス [DVD] 吉高由里子, 高良健吾, ARATA, あびる優, [監督]蜷川幸雄 アミューズソフトエンタテインメント 2009-01-23 売り上げランキング : 445 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
吉高由里子がラブ・シャッフルで印象的だったので観た。
流石、世界のニナガワ、無難で綺麗でした。
思ったよりそんなに痛そうでも、エロでもなかった。
代わりに、主人公が何に駆り立てられてピアスやタトゥーやSMに走るのか、焦燥感とかも特に伝わってこなかった。
無難にまとめる人じゃなくて、雰囲気と勢いだけ、みたいな若手が撮った方が、感じが出たんじゃないか、渋谷が魅力的で怖い街に撮れたんじゃないかと思った。
特別出演した藤原竜也と小栗旬の役柄には笑った。
PR
2009'03.22.Sun
![]() | フィッシュストーリー 伊坂 幸太郎 新潮社 2007-01-30 売り上げランキング : 1271 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
チケットをいただいたので、↑の、映画化を観てきた。
「彗星が地球に衝突して人類が滅亡するまであと5時間」という現在に、何十年もまえに解散したバンドや、そのバンドの曲を聞いた人や、さらにその子供が関わってくる、という話。
時系列ばらばらに描き出される各時代が、最後どう地球を救うのに作用していくのかーッ・・・という収束点がクライマックスで、各エピソードをきっちり上手に拾って、よくまとめてあったなーと思ったのだが、なんか後味が「ああ小説をなんとか映画にしましたんですのね」という感じ。
斉藤和義がやった音楽とか、キャスティングとか凄くよかったと思う。
思うんだけど、ちょっと妙ないびつさが残った。原作読んでないのに。
たぶん、原作は「小説」というものの性質を存分に活かしたものだったのだろうから、それを無理に違うジャンルのものに置き換えなくってもよかったんじゃという気もする。
2009'03.22.Sun
![]() | ばかのハコ船 [DVD] 山本浩司 エースデュースエンタテインメント 2004-03-26 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
健康飲料・あかじるを売り出すも、都会で惨敗して彼氏の田舎に戻ってきたカップルが主人公。
彼氏はプライドがやたら高いだけで、実際問題何の役にも立たず、売り子すらろくにできないようなダメ男で、何でもかんでも彼女に丸投げおんぶにだっこ。しかも浮気はするわ、失踪して別の女のとこに転がり込むわ。
このダメっぷりがやたらリアルで凄まじく「こういう人絶対いる!でも、何もここまで使えないキャラを映画の主人公にすることないのに!」と思ってしまうのだけれど、いやー、これは他にはないわ。ある意味。
で、案外こういう人ってフラれないんだよね・・・。
独特のテンポと生々しさがあって、なんか面白かった。あくまでも「なんか」がつくのだが。
2009'03.22.Sun
![]() | ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD] ナタリー・ポートマン, スカーレット・ヨハンソン, エリック・バナ, ジム・スタージェス, ジャスティン・チャドウィック ポニーキャニオン 2009-04-01 売り上げランキング : 310 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ギンレイで観た。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演!
キャスティングが逆では?という声もあったそうで、リアル・ガラスの仮面みたいですね(ふたりの王女のとこね)。
個人的にはこの通りで合ってたと思う。スカーレット・ヨハンソンって鈍くさい役の方が似合う気が・・・(いやいや大好きですよ!)。
歴史物って感じではなく、王を巡る愛憎劇に徹してあり、それがそれなりに成功していたかも。全然飽きなかったし。
とはいえ、男性陣は全員ヘナチョコで短絡的だし、もっと才覚溢れた女性かと思っていたナタリー・ポートマン演じるアンも、王妃になり代わってからは、ただのヒステリー女になってしまい、魅力的な人物が少なかったのがガッカリ。
姉妹の母親と、元々の王妃(アナ・トレントですよ!!!)がきりりといい女だったのが救いかな・・・。
中途半端な野心家は誰のことも(自分のことも)幸せにしないもんだなぁ、としみじみ。
2009'03.01.Sun
![]() | ヒストリー・オブ・バイオレンス [DVD] 出演: ヴィゴ・モーテンセン, エド・ハリス, ウィリアム・ハート 監督: デイヴィッド・クローネンバーグ 日活 2006-09-08 売り上げランキング : 27564 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
(↑キャストをよく見れば夢のようなおっさん天国)
映画館でよかったと思った作品を見直そう!勝手にキャンペーン第3弾。
ストーリーは単純で、足を洗って過去を隠して平和な生活をしている元ヤクザが、ひょんな事件から昔の仲間に存在が知られ、執拗につけ狙われる、という話(仁侠ものとかにもありそう・・・)。
これは劇場で「完璧だ!」と両頬を押さえた作品(・・・って書くと暴力好きと思われそうだけど)。1時間半強の中に無駄というものが一切ない。研ぎ澄まされた美しさに痺れた。特にぎゅうぎゅう詰め込んだ感じはなく、ゆったりした印象なのに、短い尺の中で濃厚。プロフェッショナルな仕事だと思う。
暴力描写はかなり残酷なのだけど、「美しい暴力」の方が嘘だからな・・・。
こういう、「この家族がどんな関係なのか」とか、経営するダイナーが強盗に襲われた時の店主(主人公)の対応の「ただものじゃなさ」とか、関係性や性質を、説明的台詞じゃなく、ばーっとシークエンスで表現できてる作品は大好き。
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析