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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2007'04.05.Thu
ちょっと前に観たのに書くのを忘れていた。
ポレポレにて、たぶんジムの後にレイトショーで。

歩行不能に陥った舞踏家が、95歳の誕生日公演に挑む姿を追ったドキュメンタリー。

大野一雄の姿とともに、彼の息子が行う舞踏のワークショップの様子も盛り込まれてる。それが、まず言葉から入る舞踏なのね(たぶんそうでない種類の舞踏、というのもあるのだろうけれども)。イメージを先に豊かな語彙の言葉で詰めて詰めて、それを舞踏に変換して、身体で表現する。
ああ、大野一雄自身の舞踏もそういう種類のものなんだろうな、ということが分る。

大野一雄は言葉にもやや障害が出ているのだけれども、その分、舞踏で全部語る。
座ったまま、もしくは息子に腰を支えられて、使える筋肉全部使って。
乗るともう止まらないし誰も止めようがない。その様子があまりにも神々しくて、うわあ、これは全部、豊かな言葉の現れなんだ・・・!と、息を詰めて見つめてしまった。

とある種類の舞踏って、ほんとうに祈りに近いんだなぁ・・・と実感。
生で観たらもっとほんとに来るものがあるんでしょうね。

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監督・撮影:大津幸四郎
出演:大野一雄、大野慶
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