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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2007'03.30.Fri
お金の問題を前面に出した家族ドラマ。
こんなに豪華なオールスターキャストで、こんな浅ましいぎすぎすした話をやらなくってもなぁ・・・と思った。すぐみんな相続できるお金の計算したり、きょうだいに借金申し込んだり、もらいもののハムやワインを親きょうだいに買ってもらおうとしたり、老いた親を邪険にしたり、するんだもの。原節子はそういう所からぼーっと隔離された役だったけど(頼まれるとすぐにお金貸しちゃったり)、きょうだいの中で一人だけこんなお嬢さんぶりってアリなのかなぁ、とリアリティはあまりなかったり。

まあ繰り返し繰り返し、こういう話は映画になっているわけで、現実問題、今も昔もやっぱりきょうだいといえども、いざとなると他人になってお金にきーきーするもんなんですかね。

フィルムセンターで観たので、小さなネタでよく笑う和やかな雰囲気にかなり救われた。笠智衆が歩いてるだけでみんな爆笑。
それ以外でも、成瀬映画はちゃんと笑える呼吸があって、そこがスキ。
個人的には杉村春子の嫌な姑っぷりが面白かった。

帰ってネットで人の感想を読んだら、みんな違った細かいところを面白がってて興味深い。
団令子のノーブラにどきどきした人もいれば、桜餅にどきどきした人も(なぜかお菓子をよく食べる映画だった。おせんべい、大きなショートケーキ、和菓子・・・)、仲代達矢が気味悪かったって人も。


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監督:成瀬巳喜男
出演:三益愛子、原節子、森雅之、高峰秀子、宝田明、草笛光子、団令子、加東大介、笠智衆、仲代達矢、上原謙、杉村春子
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