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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2008'09.15.Mon
さらにフランス映画の秘宝は掘り起こされる。
データ、あらすじは公式サイトより。

最後の休暇 1947年/95分/35mm/白黒/監督:ロジェ・レーナルト
Les dernières vacances
高校生のジャックは、南仏にある売却が決まった先祖代々の領地で、親族揃っての最後の休暇を過ごすことになる。彼は、いとこのジュリエットとともに売却を阻止しようとする一方で、彼女にひかれていく。思春期の少年が一夏に経験した出来事がみずみずしく描かれる。ヌーヴェル・ヴァーグの精神的な父と見なされるレーナルトの長編デビュー作。

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光に満ちた美しい作品。観てよかった・・・。
「最後の」は、一族が休暇のたびに集っていた田舎の古いお屋敷(日本で言う所の"本家"ですね)が、その休暇を最後に売られるという意味でもあり、いとこ達の中でも年長の主人公の、少年時代の終わりも意味しているはず。

親戚一同が集まって、思い出話をしたり、ダンスをしたり、子供たちがいたずらの限りを尽くしたり、大人も子供も喧嘩したり、親戚間の様々な思惑が潜んでいたり・・・。
昔はウチも結構そんな感じでした。
祖父の死により色々争い毎が起きて、親戚同士、すっかり疎遠になってしまったけどね。
なので、なんだか他人事でない感じがして、余計に胸の痛む作品だった。

奔放な都会のおばさまが粋だったわぁ。ああいう風になれたらよかったのになー。

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曳き船 1941年/81分/35mm/白黒/監督:ジャン・グレミヨン
Remorques
曳き船サイクロン号の船員たちは、仲間の結婚を祝っていた。その会場に、船が遭難しているという連絡が入るやいなや、船員たちは救助に向かう。妻がいるにもかかわらず船長のアンドレは、救助に成功した遭難船の船長の妻カトリーヌにひかれていく。若かりし頃のジャン・ギャバンとミシェル・モルガンというスターの共演が見物のリリシズムに満ちたドラマ。

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これもジャン・ギャバン目当て。
同じく彼目当ての上品な老婦人が多い客席は、御本尊が登場するとどよめく。
帰りは、「マストロヤンニも素敵だけど、ジャン・ギャバンもいいわよね〜」なんていううきうきとした会話が。
ほほう、そういう存在でしたか・・・!

メロドラマだけれども、海の男達は個性豊かだし、遭難船の救助シーンは迫力があって、メロメロばかりでない所がよかった。

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あと1本観て終了です。
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