2008'05.15.Thu
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この白と黒の手が組まれてる写真がかっこよくて、公開時からチラシを大事にしてましたが、観てはいなかった・・・。
すっかり人種を超えた純愛モノだと思い込んでいたら違ったし。
この映画のカップルは、建築家としてある程度の成功をおさめ、綺麗なお家に住んで、白人社会で頑張って生きてる黒人男性と、貧しいイタリア系移民の白人女性。
この細かい設定で、もう監督が黒人vs白人っていう二元論にとどまるつもりはなく、黒人の中にも、成功した層、貧しい層、色がより黒い人、薄い人、ジャンキー、色々な層が牽制しあっており、白人の中でもそれは同じで、貧富の差も、民族の違いも、それおぞれの思惑も色々っていう状況が描きたかったんだなぁというのが分かる。
・・・分かるのだが、それを色々詰め込みすぎて、最後何が言いたいんだか分からなくなっちゃって終わっちゃった感が。
テンポも間延びした部分が多かったし、この段階のスパイク・リーはまだ私の気に入ったコンパクトな作風は身に付けていなかったようなのでした。
キャストが異様に豪華。
ヒロインのボーイフレンド役がジョン・タトゥーロ、その父親役がアンソニー・クイン。主役の兄役サミュエル・L・ジャクソンはジャンキー役を熱演(一番印象に残る)。そのガールフレンドとして、これがデビュー作らしいハル・ベリー(ジャンキーの凄い騒々しい女役)。あとちょい役だけど、主人公の会社の経営者役でティム・ロビンスが出てたり。
主役二人より周りに目が行ってしまいましたよ・・・・。
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多民族国家は大変なのだ。が。
アメリカだと色とか民族とか、見た目で割と層の区別がつきやすいけど、日本って、ぱっと見、全然分からない所に思わぬ境界線が引いてあったりして、だから怖いんだよなー・・・と実感したことも最近色々あったりシマス。
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