忍者ブログ

猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007'02.22.Thu
シネマアートン下北沢のフランキー堺特集にて(下と同時)。
水谷良重がフランキー堺の耳をひっつかんでるスチールがかわいくて(見た時には誰だか分かんなくて「かわいい女優さん!」だったけど)、それで観た。

サラリーマンの出世争いを荒唐無稽に描いた軽くて楽しい映画。
下着会社のサラリーマン二人が、ライバル会社の男嫌いのデザイナーを引き抜くために色仕掛けを使う事を上司に指示され、あのてこの手で頑張ってるうちに奥さんにバレちゃって・・・とかいう話。

水谷良重の歌の上手さにびっくりしたり(シンガーなのですね!)、久慈あさみって「上司の妻」役が実にハマるなぁと再確認したり、ようやく若い時の児玉清の顔の見分けがつくようになったり。
何故か谷啓が登場した瞬間が一番笑いが起きていた。
あの警官役が植木等だったことを後で知ったので、また観る機会がもしあったら確認してみよう。

-----
監督:杉江敏男
出演:フランキー堺、ハナ肇、水谷良重、草笛光子、有島一郎、久慈あさみ、児玉清、谷啓
PR
2007'02.17.Sat
あるいは裏切りという名の犬 DTSスペシャル・エディション [DVD]あるいは裏切りという名の犬 DTSスペシャル・エディション [DVD]

アスミック 2007-06-08
売り上げランキング : 5414

Amazonで詳しく見る by G-Tools


野心家の刑事と、現場大好きの人望ある刑事の対立を描くフィルム・ノワール・・・って説明で合ってるのだろうか。

静かで重たくて目が離せなくなる作品。
野心家で、親友を陥れてでものし上がって行くジェラール・ドパルデューに、映画を観ている間中、本気で死ねばいいって思うくらいの憎しみを覚えた。
奥さんを、仲間を愛して、タレコミ屋すら裏切らずにどんどん追いつめられて行くダニエル・オートゥイユのかなしみに胸が潰れるようだった。
なんだか本気になってしまう映画だった。

疲れるから二度と観たくないけれども、でも観てほんとうによかった。

-----
監督・脚本:オリヴィエ・マルシャル
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー
2007'02.07.Wed
性的快感を得られない女性の深層心理にひそむ謎を、若い医師が精神分析によって暴き出していくまでの過程を描く。

・・・という話。
増村ファンが結構「一番好きな作品」として挙げているので、ツマらないものの観賞が続いた時に観よう・・・と「おとっとき」にしておいていたのだけれど、どうもクドくてけれんみ溢れ過ぎていて合わなかった。
原作者と気が合わないのかも知れないし、観る年齢が遅過ぎたのかも。
何事もタイミング。

-----
監督・脚本:増村保造
原作:三島由紀夫
出演:黒沢のり子、細川俊之、高橋長英、森次浩司
2007'01.22.Mon
信頼できる筋からの伊藤雄之介ステキ作品としてのおすすめ。
確かにかわいい・・・。ああいう弟分なら欲しい。
映画自体も楽しかった。
池部良って無声映画の俳優さんみたいな動きする。

田舎に対していつまでもムキになっても仕方ないんだよね・・・と個人的に納得。

-----
ああもう「プーサン」録れなくって残念だったなぁ。
まあちゃんと観たいって覚えていればいつか観られるでしょう。

-----
監督:市川崑
脚本:和田夏十/ 市川崑
出演:越路吹雪/池部良/山村聡/沢村貞子/伊藤雄之介
2007'01.21.Sun
刺青 堕ちた女郎蜘蛛 [DVD]刺青 堕ちた女郎蜘蛛 [DVD]
監督:瀬々敬久

アートポート 2007-04-27
売り上げランキング : 49758

Amazonで詳しく見る by G-Tools


すごいダメ映画でした。
いいんだ、ダメだろうなって思ってて行ったんだ。
でもなんでこんなんなっちゃったんだろ、この監督。

てゆーかフェチ魂のない人は、谷崎に手を出さない方がいいと思うんだけど。
せめてもっと背中の綺麗な女優さんを連れてこられなかったものか・・・。
顔はいいから「彫師が一生に一度出会えるかどうかの」という台詞に説得力を持たせるような綺麗な肌の・・・(とはいえこの女優さんは熱烈なサッカーファンらしいので、それだけでまあ許そうかという気にもなったり)。
ああそしてあの女郎蜘蛛の刺青はクオリティが低すぎやしないか。
そこだけでも素敵だったならまだ。

一部の男性から見たら、女の人って永遠にこういう謎でとっぴな存在なんだろうなーとか思ったりもした。
逆に男性の情けなさはやや過剰気味とはいえ愛情持って人っぽく描かれており、自分の好意とか善意とか正しさとかを必死で肯定しまくって、自分をどうにかこの社会に成立させている主人公とか、見ていていたたまれなくなる程の輪郭があったので、もうこれは男性視点オンリーの映画だなぁ。
こういう風に世界を観ている男の人もいるということだね。

出会い系サイトのサクラってこういう風にやってるんだ・・・という部分は面白かったのに。谷崎とか関係なく、そういう仕事をしている女の人が、自分のつく嘘の愉しさと苦しさの間でゆらゆらするような物語にしてくれた方がよかったような気がするけれど、この監督にはそういうんは無理なんだろう。

-----
監督:瀬々敬久
出演:川島令美、 和田聰宏、嶋田久作(←この人が気になる)
[3] [4] [5] [6] [7] [8] [9
«  BackHOME : Next »
ブログ内検索
プロフィール
HN:
sha
性別:
非公開
アクセス解析
バーコード

猫の魚辞退 wrote all articles.
Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP  

忍者ブログ[PR]