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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.20.Tue
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2007'01.21.Sun
刺青 堕ちた女郎蜘蛛 [DVD]刺青 堕ちた女郎蜘蛛 [DVD]
監督:瀬々敬久

アートポート 2007-04-27
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すごいダメ映画でした。
いいんだ、ダメだろうなって思ってて行ったんだ。
でもなんでこんなんなっちゃったんだろ、この監督。

てゆーかフェチ魂のない人は、谷崎に手を出さない方がいいと思うんだけど。
せめてもっと背中の綺麗な女優さんを連れてこられなかったものか・・・。
顔はいいから「彫師が一生に一度出会えるかどうかの」という台詞に説得力を持たせるような綺麗な肌の・・・(とはいえこの女優さんは熱烈なサッカーファンらしいので、それだけでまあ許そうかという気にもなったり)。
ああそしてあの女郎蜘蛛の刺青はクオリティが低すぎやしないか。
そこだけでも素敵だったならまだ。

一部の男性から見たら、女の人って永遠にこういう謎でとっぴな存在なんだろうなーとか思ったりもした。
逆に男性の情けなさはやや過剰気味とはいえ愛情持って人っぽく描かれており、自分の好意とか善意とか正しさとかを必死で肯定しまくって、自分をどうにかこの社会に成立させている主人公とか、見ていていたたまれなくなる程の輪郭があったので、もうこれは男性視点オンリーの映画だなぁ。
こういう風に世界を観ている男の人もいるということだね。

出会い系サイトのサクラってこういう風にやってるんだ・・・という部分は面白かったのに。谷崎とか関係なく、そういう仕事をしている女の人が、自分のつく嘘の愉しさと苦しさの間でゆらゆらするような物語にしてくれた方がよかったような気がするけれど、この監督にはそういうんは無理なんだろう。

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監督:瀬々敬久
出演:川島令美、 和田聰宏、嶋田久作(←この人が気になる)
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