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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2009'01.20.Tue
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新年のドラママラソンはこの作品に。神楽坂の料亭を舞台にした人情劇。
面白いとは聞いていたけど、ホントに面白い・・・。
大勢出てくるキャラクターがそれぞれ生き生きしていて、倉本聰は、登場人物絞った話より、群像劇っぽいものの方がいいのかも知れないですね。
神楽坂の巨大マンション建設反対運動は現実にもあったし(建っちゃったけど)、以前よく行っていたお料理屋さんの近所に、劇中の料亭があるっぽかったり、設定もかなり入り込んで観られてます(まだあと3話残ってるけど)。
八千草薫のかわいさったら・・・!!!

それにしても倉本聰の描くヒロインって、いつも謎めいた女性ですよね。
よく言えばミステリアスなのだが、同性から見ると、自分の中で勝手に作った法律を説明もせずに他人に強硬に押し付ける女というか(言い過ぎか)。
でもたぶん、こういのが倉本聰の好みのタイプなんだろうなー。


山田太一の好みは、見た目華やかで、でも水面下は不安定で壊れている女性なのかなーと思いつつ、『ありふれた奇跡』を観ています。
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結局、今クールで一番続きが楽しみで、連続ドラマらしい楽しみ方ができたドラマ(作りの緻密さではガーデンに敵わないけど、あれは死に向かうという結末が明らかだったので)。

会話がよくできていて、役者さんが全員キャラにハマっていたので、ぽんぽん交わされるやり取りが楽しめたのが第一ではあるけれど、サスペンス仕立てのストーリーも面白かった。
これ、ポスターで損をしてたかも知れない。女優さんがゴージャスに競演するのは伝わるけど、「サスペンス」にはあまり見えないもの。

「それって完璧なアリバイにならなくね?」というツッコミ所は置いておきますが、がっくりな終わり方もせずに完走。
まあ一番盛り上がったのは最終回よりも、ドラマ終盤の、桃井かおりの息子の謎が明かされるとこだったけど。

「一番しっかりしたデキる女っぽい人が一番脆くて壊れてた」という設定には、かなりきゅんきゅんしました。

出番は少ないながら、戸田菜穂が「出ると全部持ってく」所に感心。


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これのドラマ版も、グッチー(伊藤淳史)うざ過ぎる・・・と思いつつも、完走しました。
(仲村トオルのうざキャラは結構好きだったんだけど)

原作とオチが違うらしい。改良だったのか改悪だったのか。 ・・・読まないけど。

思わせぶりなあれこれが回収できていない(辻褄が合わない)上に、個人的にはそうであって欲しくない良い人が最終的に犯人だったので、後味がよくなかった・・・。
最終回の一個前が一番盛り上がったというよくあるパターン。
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『風のガーデン』終了しましたねー。
倉本聰はビミョウに苦手なのだけど(不自然に不幸なことが重なりがちな上に、登場人物がうっとおしいというか・・・)、でもやっぱり細やかな表現力が素晴らしくて、かなり泣きながら見てしまった。

昨今のドラマの泣き所って、「勝った!」「負けた!」「死んだ!」等々、劇的なシチュエーションだったり、切々と語られる台詞だったりが大半なのだけど、このドラマの場合は、説明のない部分で、「あぁ、きっとこの人、こんな気持ちなんだろうなぁ・・・溜まらないだろうなぁ・・・」などと勝手に妄想して自分の妄想に泣く場合が多かった。
もちろん、そう妄想するように作り手は仕組んでいるわけで、こういう「妄想喚起力」も技術なんだろうなと感心。
役者さんも皆素晴らしかったし、作り手、役者双方のプロの仕事を楽しんだ。

岳くんの退場のさせ方は最初疑問だった。
父と息子が一緒にいる機会を奪うのかよー、とか、ここで嘘をついていいのかよー、とか。
でも、全編見終わって我に還って考えると、自宅で病人を看取るというのは、ほんとうに多大なエネルギーが必要なことだし、その時に「子供になんて構っていられない」というのが現実なのかも知れないなぁ。
「現実問題を美しく処理した」ということなら、これはこれで見事かも。
父と息子の別れのシーンは実に美しかったし。

このドラマでも多かった「**ということにして黙っていよう」というシチュエーションに、今年はほんとに苦しめられたけど(だからドラマも余計に苦かった)、結局そうやって隠した所で、大概のことはバレバレなんだよな、と実感。
だから浅い嘘は嫌なんですよ。
2008'12.17.Wed
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ドラママラソン第何弾だったか、『鹿男あをによし』見終わりました。
DVD買って何度も見返すタイプの作品ではないけれど、きちんと作られた荒唐無稽な物語って、いいものだ。面白かったです。
キャスティングもよかった(児玉清はやり過ぎ感があったけど・・・)。
エンディングテーマの「なんちゃって大河」みたいな鳴らしまくりもぴったりで、頭からずーっとあのイントロが離れないのでした。

藤原くんを女性にした以外にも、原作からこまこまと設定をいじってあったのがむしろ効果的で、原作よりインパクトあって面白かったなーという、めずらしいドラマでもあった。
満足。

次は何を観ましょうねえ。

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リアルタイムでも、今クールはめずらしく何本かドラマを見ていましたが、ぼちぼちどれも最終回間近。

一足先に終わったのがWOWOWの『プリズナー』でしたが、これは最後まであんまり面白くなかった・・・・。
日本人のキャストはよかったけど、外国人が全部大根だったしなー。
自分にとってはただの玉山鉄二観賞ドラマと化しておりました。

いい役者さんを揃えてるのにキャラクター造形が浅かったし、ツッコミ所が多過ぎたし(何でそこでまたころっと騙される?何でそこにわざわざ一人で行って危険な目に遭う?何でそこでころっと態度を変える?)、肝心の刑務所はセットがチャチくてコントみたいだったし・・・。
まあ、何本も作っていれば、当たりも外れも出てきますよね。

番組買ってくるだけじゃなくて、自分でいいもの作ろうっていう志は美しいと思うので、WOWOWのことはこれからも応援してます。

それにしてもコヒさんの処遇はあんまりです。

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あとは『SCANDAL』と『風のガーデン』と『チームバチスタ』を観賞中。
『SCANDAL』はアラフォー不倫・家族模様ドラマかと思ってたら、結構面白いサスペンスで、最後が楽しみなような不安なような(ラスフレのせいで、面白かったドラマが最後の最後でガックリへの恐怖感が増しました)。
2008'12.01.Mon
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『SP』に続く宅配DVDによるドラママラソンは、こちらの作品に。

主人公が、「とことんツイてない男」という設定なのです。
大事な試合の前には捻挫して出場できず、受験当日には池に落ちて試験を受けられず、新品の服を着た日には必ず汚し、恋人(だと主人公は思っていた女性)は他の男との結婚を切り出す。

傍目からは単に不注意でニブくて思い込みが激しいだけなのでは・・・と思えるのだが。

で、思ったのだ。
人生ずっととは言わないまでも、「何やっても上手くいかない」モードの時って、自分にも確かにある。で、落ち込む。
でもそういう時って単に、疲れてたり、何か不幸なことがあったり、いらいらしていたりするお陰で、普段よりも注意力が散漫になってるだけなんだろうなと。

いい教訓を得た。
まだ2話目までしか観ていないので、作品自体の評価は保留。
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