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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.29.Thu
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2009'06.12.Fri
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ただの「子供が出てくる感動モノ」じゃないぜーという話を聞いて、苦手なシネスイッチ銀座に勇気を出して行ってみた。
(偶然なんだろうけど、嫌なことが起こる率が高いのと、列整理がよくないのとで苦手)
今回は快適に観賞。
・・・でもここでやる作品はギンレイでかかる率が高いから、今後もあんまし行かないかも。

新聞やテレビから熱心に情報を入れない自分は、外国が内側で抱えている問題を映画でばかり知る。
失業とか、移民とか、薬物とか。
きらびやかな観光地のベルサイユ宮殿の森には、浮浪者が暮らしている、という事実も本作から知ったのでした。
・・・でも上野の森と一緒とも言えるか・・・。
上野公園は最近、段ボールのお家街はなくなったけれど、どこに行ったのだろうか。

仕事を探すために、子供を「信頼できる」と直感した浮浪者のもとに残して姿を消す母親。
子供の面倒をみるために、もう一度社会に戻ることを試みる浮浪者。
大人に振り回される人生に、すっごい意志的な目で立ち向かう子供。

これがハリウッドなら、生まれ変わった男が父親として立派に子供を育て上げて、母親と再会・なんだろうけれども。
変わろう変わろうとしつつ、「ここをクリアすれば世間一般で言う"幸せ"に!」というポイントで、躊躇して踏み出せずに逃げる男の姿が、やたらとリアルだった。
男の行動を、映画評によっては肯定的に解釈してるんだけれども、個人的にはやっぱり「逃げ」だと思うし、でもそういう弱い部分が捨てられないのが、人間てもんだよね、と思う。
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