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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2008'04.11.Fri
映画『スルース』観てきた。
マイケル・ケインとジュード・ロウの二人芝居。
一人の女性を巡り、夫と若い愛人が知力の限りをつくして主導権争いをする話。か。
元々は舞台、それが72年に『探偵スルース』として映画化され、本作はさらにそのリメイク。『探偵スルース』の方で愛人を演じたマイケル・ケインが、今度は夫の方を演じるという趣向。

脚本に所々穴があって、納得がいかない部分が・・・。
その穴のせいなのか、なんだか二人がウッカリさんに見えてしまう所が惜しかった。
目を見張るほどの頭のよさがいまひとつ感じられなかったというか。
しかも後半の展開が気持ち悪い・・・。
これだったらデスノート前半の月vsLの対決の方がいいかも(マンガのほう)。
あと、話のほとんどが展開される家の中のインテリアがやたら現代アートじみていたり、人物のアップが多すぎたりして、目に疲れたのも難。

元々の映画はどうだったのか観たかったのだけど、DVD化されておらず、VHSも廃盤、ツタヤのレンタルにもなし(高円寺オービスになかったらお手上げかも)。
ということでココに載っていた粗筋を参照すると、設定がちょこっと違うし、後半(私がダメだったとこ)は全然ちがーう!!!こっちの方がよかったのに・・・。
どうして変えてしまったんだろう?

(追記:今回は、妻=男っていう解釈だったとすれば一番納得いくかなぁ)
(・・・って考えると、ジュード・ロウが奥さんのもののはずのコートをさくっと羽織った時の、なんで女物の、しかもぴちっとしたデザインのコートが着れちゃうんだろって違和感に説明がつくんだよなぁ)
(・・・わーん・・・)

本作はマイケル・ケイン目当てで観たのですが、こういう成功した尊大な役柄はなんだか個人的には「私のマイケル」ではなくってですね、やっぱり『サイダーハウス・ルール』のエーテル中毒で、必要とあらばルール違反なんぞ屁とも思わない堕胎医の役とか、『リトル・ヴォイス』のうらぶれたプロモーターの役あたりがスキ・・・(だめ男好きかよ)。

他の出演作を調べていたら・・・

ペテン師とサギ師/だまされてリビエラペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
スティーヴ・マーティン フランク・オズ

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これの上流階級専門サギ師、マイケル・ケインだったのかー。
ハイソなカモを狙うためには、それなりの知識やマナーを身に付けないと!と、チャラいサギ師のスティーブ・マーチンを教育する所とか面白かったんだよねー。

昔、メル友さんに「落ち込んでるんでぱーっと元気が出る映画を教えてください」と言われてこれを薦めたらそれっきりメールが来なくなったのも遠い思い出・・・。
これはほんとに面白いけど、でもデリカシーって大事だと学習。

あと、日本未公開作で観てみたいなーと思ったのがこれ。

Last OrdersLast Orders
Michael Caine, Tom Courtenay, David Hemmings, Bob Hoskins, Fred Schepisi

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共演がボブ・ホスキンスとかヘレン・ミレンとかステキな面子。
マイケル・ケイン演じる男性の死後に、彼の友達が集まってあれこれ遺言を遂行する話のようです。

こういうの持ってきてシニア層ターゲットに上手く公開したら、日本でも当たると思うんだけどなー。
(その層にも当たらなそうな)よっぽどまったりした作りなのかしら。
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