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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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映像の魔術師と言われてるらしいターセム監督の作品。

*病院で入院患者同士として、青年と小さな女の子が出会う
*青年が女の子に幻想的な物語を語って聞かせる。
*現実と物語の映像がクロスする

・・・という話らしく、映画のスチールも綺麗だったしな、という程度の前情報。

構想26年、撮影4年、世界遺産13カ所を含む、24カ国以上でロケ、石岡瑛子の絢爛衣装・・・というゴージャスな謳い文句たっぷりの、インディペンデント映画だということは知らなかったので、観ていてくらくらした。
CMで異国に行ったついでなどにちょこちょこ撮り溜めていたらしく、「セットを組むお金がないから、凄いロケ地を使った」という感じか。でもイマドキのCGばりばり映像を見慣れている方からすると、ナマモノの方が迫力があって綺麗だった。
わー!あんな場所が実際あるんだ!行ってみたーい!!!

というわけで、映像はとてもとても素敵だった。

話の方は、失恋して自殺を考えている半身不随の青年が、物語を利用して少女を操り、自殺のための薬を手に入れる手助けをさせる・・・という設定らしいのだが、どうにも物語と現実が上手くシンクロせず、物語自体も適当すぎて、映像負けかなぁ。

青年が抱える「失恋した」という重荷と、少女が抱える「強盗の焼き討ちに遭い、父親が殺された」という重荷のレベルが違いすぎるのが、これはわざとなのかなぁと気になった。
後で監督インタビューを観たら、ちょうど監督自身も失恋したばかりで、がっつり青年の方に感情移入していたようだから、少女側の設定は単なる思い付きなのかも。
失恋すると、そりゃあ世界一の不幸者みたいな気分になるとしても。
でもこのヘナチョコがーッ!!!と言いたい。
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