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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2008'10.20.Mon
告発のとき告発のとき
トミー・リー・ジョーンズ, シャーリーズ・セロン, スーザン・サランドン, ジェームズ・フランコ, ポール・ハギス

ポニーキャニオン 2009-01-07
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ギンレイで観た、ある種の戦争トラウマ映画。
軍人である息子が帰国直後に惨殺された事件を独自に追う父親が、つきつけられた恐ろしい現実とは、という話。
「ようやくこれで真実に!」と身を乗り出した途端にひゅるりと結果はひっくりかえされて。

ほんとに普通のいい子たちが、戦争体験によって、あからさまな変化ではなく、こっそりと蝕まれてしまっている様子の描き方が、実に怖かった。
ちょっとした感覚が異様なズレ方をしていて、でも当人たちはそれが普通になってしまっている。
こういう傷を無数に負って、アメリカは生きていかねばならないんだなぁ。


息子から発せられたSOSを父親は何度も思い返す。
その場面で、相撲部屋で弟子が殺されてしまった事件を思い出した。
あの事件でも父親は、救う事ができたタイミングを逃してしまっていた。
たぶん、ずっと思い出すんだろう。
どれだけ切羽詰まった声なのか、かぎ分けられていたら。
でもそれはとてもとても難しいだろう。
そういう後悔をいつか自分もするかも知れない。
もしくは、発したSOSを分かってもらえないってこともあるのかも。
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