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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2007'03.15.Thu
ラピュタの月丘夢路特集にて。

アヒルの大群の映像で幕開け。
「あひるヶ丘」っていう社宅を舞台に繰り広げられる奥様方のうるさい日々。
やれどこの家ではどの家電を買っただの、亭主の出世はどうなるだの、誰と誰が結婚するかだの。

きーきーしたいがみ合いもここまで軽妙にやってくれるなら楽しいばかり。
でも「若い二人の恋愛のゆくえ」が話に絡んだ途端にぐたぐたで面白くなくなったんだけど。


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監督:川島雄三
出演:月丘夢路、三橋達也、大坂志郎、水原真知子
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2007'02.28.Wed
弟のために強盗殺人を犯してしまった兄。
服役中の兄のために社会で差別され続ける弟。
二人の間で交わされる手紙、届かない手紙、後で存在が明らかになる手紙・・・。

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映画としてはまとまりにかけていて、途中だらりとしてしまう。
ただ、これはテーマ的にも、映像化して世間に訴える所までを実現できたことに、とりあえずは意味がある気がした。
もちろん小田和正の歌で涙腺スイッチが押される人ならば、最後で泣ける可能性も十分にある。

「差別をなくそう」じゃなくて「差別はなくならない。でもここで生きていかなくちゃ」って言ってるのは"正しいなぁ"と思った。

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監督:生野慈朗
出演:山田孝之 、玉山鉄二 、沢尻エリカ 、吹石一恵 、尾上寛之 、田中要次
2007'02.23.Fri
テレ東でやってたので観た。
ひと言、恐らく放送禁止用語が空白にされたのを目撃。
こうやるもんなんですね。

しびれくらげとどっちがどっちだか分らなくなってしまうのだけど。
こっちは、
*母親がお人よしのだらしない人で、母親の男に乱暴される、
*母親が男を殺して刑務所へ。
*主人公は母親の勤め先だったバーのホステスに。
*銀座のホステスにのしあがあり、身体を賭けたポーカーで荒稼ぎ。

とかなんとかそういう話。
女がぼーっとしながらにしてしたたか。
久々に観ると、「けれんみ」って感じ。

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監督:増村保造
出演:渥美マリ、川津祐介 、西村晃、根岸明美
2007'02.23.Fri
フィルムセンターで観たサラリーマンコメディ。
観客の反応がやたらよくて、笑いの絶えない場内。

もっと「何かを達成する話」かと思っていたのだけれど(例えばどこかの駅のトイレを全面水洗化するとか)、そういう訳でもなくて、お世辞にも聞えがいいとは言えない仕事に一生懸命な主人公の、周りの人間模様、夫婦喧嘩、若い人達の恋愛などなどを軽やかに描いた、という感じ。

沢村貞子はいつだって見分けがつく。
久保明がどことなく松田龍平に似てた。

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監督:筧正典
脚本:松木ひろし
出演:池部良、淡路恵子、浜美枝、沢村貞子、久保明、森光子
2007'02.07.Wed
冒頭に「撃ちてし止まむ」って出るやつ(つまり戦時中の作品)。

短く言うと、小さな町に妖精のような不思議な一家が引っ越してきて、町の人にささやかだけど幸せな生活をもたらし、そして去って行く話(ほんとか?)。

一応、気の持ちようで質素な生活も豊かに愉しめますよっていう話で、お説教臭くもあるのだけれど。
それぞれキャラが立っている床屋さん、時計屋さん、写真屋さん、本屋さんなどなどの人間模様や、町内会のほのぼのした様子なんかがほほ笑ましくて結構楽しんで観てしまった。
戦時中にこんなのほほんとした映画、大丈夫だったのかしらん。
しかも、劇中で小さな女の子が提唱する「よかった探し」はどう考えてもポリアンナからの引用でしょう。戦中にアメリカの小説引っ張ってきたのかぁ・・・。
・・・大丈夫だったのかしらん・・・。

図太いユーモア感覚、といってもいいのかも。

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監督:成瀬巳喜男
脚本:八住利雄/成瀬巳喜男
出演:柳家金語楼/山根寿子/中村メイコ/横山エンタツ/花岡菊子/渡辺篤/清川玉枝
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