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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.09.Fri
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2007'05.06.Sun
<DVD>
赤ひげ 面白かったー!二木てるみが凄い。
月曜日のユカ 加賀まりこがカワイイってだけだった

<映画>
バベル 
映画としては普通だったと思う。
衝動的な人ばかり出てくるので気疲れした。どうしてそこでアクセルを!どうしてそこで引き金を!どうしてそこでパンツを!
まあ色んなタイプの人間を描き分けるのは、とても難しいってことなんだろうな。
日本人が演じて日本でロケしても外人が撮ると日本人に見えない・・・って辺りに一番文化の溝ってやつを感じたり。ってことは、モロッコだってホントにあんな様子か怪しいものだよな。
ほんと性欲の描写は要ったのか。

<本>
母なる夜(ヴォネガット)
知性は持ち主に言い訳する事を許さない、とか、知性は持ち主を幸せにしない、っていう、もうどうしようもない悲惨な事態をこんな面白おかしく描けるのなんてこの人位だろうなぁ。
面白くって、で、読後かなしい。
死ぬか狂うかしか救われる手段がないなんてね。

誠実な詐欺師(ヤンソン)
女性二人がぶつかり合う事で起こる、それぞれのアイデンティティ・クライシスがもう生々しくてつらくてつらくて。
いい本だったけど旅行中の読み物としては失敗だった。
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2007'04.27.Fri
ああ忘れちゃう・・・・
<映画>
■にあんちゃん@フィルムセンター

母親が子供の頃に読んだ原作本が実家にあって、確かに私も読んだのだけれども、内容をさっぱり覚えていなかったし、在日朝鮮人の一家(とそのコミュニティ)の話だとは思いも寄らなかった。制作当時、社会でどのように受け止められた作品だったのだろう。
主人公の兄妹以外も、人それぞれのたくましさが眩しい。

劇中、「天草へ行こう」がデートの誘い文句で出てきて、『もんしぇん』以来、天草に行ってみたいなと思っていた自分としては「デートに行くくらいの素敵なところ!?」と、天草熱が再燃。

■にっぽん昆虫記@フィルムセンター

ふと気づくと、よくもまあという位のとんでもない状況が続くのだけれども、やけにさらさらと流れていってしまうので、落ち着いて異様さを検分する暇もない感じ。
色々その手のシーンは出てくるのに、母娘二代喰いをしたおっさんが、娘の方をなめまわすシーンだけが際立ってエロティックだった。なんでだろ。

なんだかこの人の描く「女性のたくましさ」は、本能的過ぎて情緒が欠けていて、私には苦手。

■徳川セックス禁止令〜色情大名@シネマヴェーラ

とんでもないばかな設定の物語を、しっかりしたセットできちんと大真面目に撮ってる。
酔っ払った男の子達が「こんなのどう?」「あんなのは?」とゲラゲラ笑いながら出したアイディアを片っ端から詰め込んだような映画なのだけど、ちゃんと「観ているお客さんが楽しめるように」を基本に作られていて、そこが見事だと思う。
ほんと、女性の切腹シーンはエロかったですね・・・。

<DVD>
■ハチミツとクローバー
海に行けなかったことが重要な原作を引っ張ってきて、軽々と海に行かせてしまう感覚が全く理解できない。
作った人達は原作なんて別に好きじゃないんじゃなかろうか。

■ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ
グルミットの受難がお約束のシリーズだけど、なんかもういいかげん、気の毒になってきた。
2007'04.13.Fri
深夜のテレビならアリ。
WOWOWオリジナルコンテンツでもアリ。
でも劇場公開はなし。
・・・だと思う、これ。
オールナイトならアリだがな。

ゆるゆるの空気が独特の面白さなのだけど
全くもって映画館で1800円払っては観たくない。


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監督:三木聡
出演:上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤、伊武雅刀
2007'04.09.Mon
■ラッキーさん(市川崑)
サラリーマン喜劇。楽しく見られました。
終わり方はこれでいいのかいな。

ちょっとヤケ汁粉を食うシーンで気持ちが悪くなった。今だとお酒が飲めない女の人のヤケ喰いといったらケーキになるのかな・・・。

■満員電車(市川崑)
サラリーマン喜劇? ちょっとぞっとしました。
満員電車、一度降りたらもう乗れない・・・。

前に八十二さんから時計が鳴るシーンだけ話を聞いてたんだよね。
あそこは後で怖くなりますね。

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とりあえず自分は沢村貞子が好きだと自覚。

■アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂 幸太郎 著)
「映画化不可能」とか言われてたのに・・・っていう部分が気になって読んでみた。読んでいるうちに、ああこの作家さんって前に読んだ時、構成が面白いけど登場人物が一人も好きになれなかったんだっけ・・・と思いだした。そういうことは始めに構成ありきのミステリーの場合よくあって、構成に合わせて登場人物の性格も行動も作られているような感じがありありとしていて、寒々しくって嫌になっちゃう(映画だとそういう部分があまり気にならないのは、生身の役者さんが演じる事で、微妙な人間的な何かが生まれるからなんでしょうね)。

で、この本は、そのこと以上に構成のために個人的に好きなものがあまりにもぞんざいに扱われてしまっていたのでぞっとして、ファミレスで読み終わって下のコンビニで捨てて帰った。
映画はぜってー観ない。
2007'04.05.Thu
ちょっと前に観たのに書くのを忘れていた。
ポレポレにて、たぶんジムの後にレイトショーで。

歩行不能に陥った舞踏家が、95歳の誕生日公演に挑む姿を追ったドキュメンタリー。

大野一雄の姿とともに、彼の息子が行う舞踏のワークショップの様子も盛り込まれてる。それが、まず言葉から入る舞踏なのね(たぶんそうでない種類の舞踏、というのもあるのだろうけれども)。イメージを先に豊かな語彙の言葉で詰めて詰めて、それを舞踏に変換して、身体で表現する。
ああ、大野一雄自身の舞踏もそういう種類のものなんだろうな、ということが分る。

大野一雄は言葉にもやや障害が出ているのだけれども、その分、舞踏で全部語る。
座ったまま、もしくは息子に腰を支えられて、使える筋肉全部使って。
乗るともう止まらないし誰も止めようがない。その様子があまりにも神々しくて、うわあ、これは全部、豊かな言葉の現れなんだ・・・!と、息を詰めて見つめてしまった。

とある種類の舞踏って、ほんとうに祈りに近いんだなぁ・・・と実感。
生で観たらもっとほんとに来るものがあるんでしょうね。

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監督・撮影:大津幸四郎
出演:大野一雄、大野慶
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