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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.06.Tue
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2010'03.28.Sun
こないだチェコセンターで英語字幕に苦しんだ『火葬人』が、中国の動画サイトで全編観られることを発見した。
・・・中国語字幕だがな・・・。

また、別のサイトで英語字幕も発見。
動画をちょこちょこ止めて、字幕を別のサイトで読んで、また動画を再生して・・・という手順で、文字通り3日3晩かけて、見直しました。
字幕には誰の台詞か明記されてないので、会話で切り所を間違えて読んじゃってる不安も多いし、これで全部わかったー!・・・とならないのが残念なのだが、まあ初見よりは一歩前身。細かいところを楽しめました。
イジー・メンツェルが出てるのもわかったし!

それにしてもですよ。
「日本で一旦DVDというものを発売したが最後、どんなマイナーな物でも中国でそっこー激安価格の海賊版が出てしまう」ということを、聞いたことがあったのですが。
日本の物以外も、全部出ちゃうんだろうね、
そして、またまたそっこーネットにアップされるんだとしたら、海賊版も、そろそろお金にならなくなるんじゃないだろうか。中国語字幕は自分たちでつけてるんだろうしねえ。
少なくともいずれはパッケージ(データでない現物というか)は、なくなりそうな予感が・・・。
なんか中国の人は労力かけるところを間違ってるんだよなぁ。
・・・といいつつ、利用させてもらってしまいましたとさ。

『火葬人』は一部ならYoutubeにも上がってた。
音楽が印象的なんだよねー。



「笑い」って本当に難しい。
「ホロコーストを題材にしたブラックコメディ」って言われても、その題材で笑い?と、たじろぐし。
ナチがホロコースト目的ででっかい火葬場を作ることを計画するのに対して、主人公は、たくさんの人をわずかな時間で受難から開放してあげられるんだ~(ほわーん)と、悦に入っている。そういう光景に、ふふふ、とは思えないもんなー、ちょっと。でも、それは文化の違いなんだ、きっと。
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2010'03.23.Tue
火葬人
シネマヴェーラの『輪舞』の後、チェコセンターでの映画上映会で『火葬人』、またシネマヴェーラで『ル・ミリオン』、『ロイドのスピーディ』と、英語字幕で映画を観ることがやたら続いた一週間。自分のできなさを痛感しましたよ(写真は『火葬人』のポスター)。

「ゆっくり読めばわかる!」などという力量では何の役にも立たないわけで。
でも!でも!英語字幕が読めるようになったら、DVD全盛のこの時代、英語字幕はかなりの確率で入っているだろうし、どの国の日本未公開映画だって楽しめるようになるのでは?とも思うのです。
わー、余計に頑張ろう。

『ル・ミリオン』と『ロイドのスピーディ』は単純なコメディだったので、字幕を全部読めなくても筋や笑い所は掴めたのですが、『火葬人』はチェコセンター所長の説明によるとブラックコメディだそうで。
チェコがドイツに占領されていた時代に、ホロコーストに手を染めてしまう男の話です。男は何故かチベット仏教にはまっている。で、ユダヤ人とのハーフの妻や、自分の子供(ユダヤ人とのクオーターということになる)を殺しちゃうんだけど、それによって救ってあげている、みたいな確信があるようだ(生まれ変わったほうがいい、みたいな感じか)。「生まれ変わる」って考え方が、チェコ人的には新鮮だったんだろうか。
・・・まぁとにかく、一切がっさいツボが分かりませんでした。一体どこで笑うんだろう。笑う以前に、筋が全部つかめなかったよ。
でも、昔から「わからない」って映画を観るモチベのひとつになってきたので(モンティ・パイソンもそもそもは「なんじゃこりゃ」だったし)、いつか再見して、わかるまで突き詰めようと思います。

それにしてもホロコーストものに当たる時は続きます。

チェコの映画ポスターチェコの映画ポスター

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前から持ってるこの本を調べ直したら載ってたよ『火葬人』(『死体焼却人』ってなってたが)。
1968年作。プラハの春〜ソ連の軍事介入、の年。
チェコ・ヌーヴェルヴァーグの中の1本らしい。

上映会でもらった解説によると、制作中に圧力がかかったり、主演俳優が身を隠さざるを得なくなったりもしたらしい。監督はシュヴァンクマイエルと同年同日生まれで、同じく人形劇も勉強してて、お互いの映画を手伝ったりしていたようだ(ちゃんと読めてないけど>英語なので>がんばれ!!!)。
2010'02.24.Wed
バンテアイサムレ
ちょっとだけカンボジアに行って来ました。
アンコールワットが見たい!という以外、何も考えずにぼわーっと行ってしまう・・・という、いつもの海外旅行と同じパターン(ちなみに写真はバンテイアイサムレ)。
帰国後にようやくその国について調べて、へー!と思ったり、もっと勉強してまた行こう!と思ったり(まぁ大体そのまんまになるんだけどさ・・・)。

今はカンボジアといえばアンコールワットだけれど、ちょっと前までのイメージといえば、内戦とか難民とかポル・ポト派とか地雷とか。
だから、もっと殺伐とした雰囲気を予想していたのだけれど、もうすっかり観光地でした。道路が整備されてて、遺跡見学パスのシステムがあって、公衆トイレは綺麗でトイレットペーパーがきっちり備え付けてある。なおかつ、客あしらいが他のアジアの国よりはこなれてなくて、物売りにたかられて断ってるだけで疲労困憊・・・なんてこともなく、まったり素朴。
遺跡が世界遺産に指定された頃にちょうど国内が落ち着いて、本腰入れて観光で収入を得よう!と色々整備が進み、或る程度形になった、いい〜タイミングで訪れたのかも。5年後、10年後と、どんどん雰囲気は変わるでしょう。

そうー、何もかもが観光地としては新しくて。
新しいということは、整備されたのが最近、ということで。ほんのちょっと前は観光客を呼ぶどころじゃない、ぐさぐさな状態だったのだよね・・・。
一ノ瀬泰造が、アンコールワットを目指したまま消息を絶ったのが1973年(後にクメール・ルージュに捕らえられて射殺されていたことが判明)。
アンコールワットが世界遺産に登録されたのが1992年(この頃、内戦も収束へ)。
ほんのちょっとの間に、殺されたり、地雷を踏んだりすることを覚悟しつつ向かった場所に、観光バスで行けちゃうようになる・・・という急速な変化を遂げる国で暮らすのって、どういう気分なのかなー(とはいえ、カンボジア国民の平均寿命は短いそうで、もうどんどん過去は葬り去られていくのかも)。

なーんて考えるムードが冷めないうちに、カンボジアが舞台の映画を観ないとね。

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出演: 浅野忠信, 川津祐介 監督: 五十嵐匠

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▼賛否あるらしいので、まるっと信じない方がいいだろうけど
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出演: サム・ウォーターソン, ハイン・S・ニョール 監督: ローランド・ジョフィ

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▼これと、アンジェリーナ・ジョリー主演の『トゥームレーダー』はタプローム遺跡をロケ地にしているらしい。
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出演: ガイ・ピアース, フレディー・ハイモア 監督: ジャン=ジャック・アノー

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<ガイドさんから聞いたことめも>
*カンボジアの一般家庭の家は高床式
*家は自分で建てたり、近所の人に頼んだりするので、あまりお金はかからない
*屋根は基本的に椰子の樹皮など植物でふく
*トタン屋根にすると長持ちするが、雨季は超うるさいし、乾季は超暑い
*電気は通っていない所が多い
*テレビを持っている家は車のバッテリーで観る
2008'09.26.Fri
『天顕祭』面白いんですね・・・!?(私信!)

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11月に上野、浅草で「したまちコメディ映画際」というのがあるですよ。

プレイベントは終了していて、本祭の方はまだ詳細が発表されていないのですが、
↓こういうのもあるみたい(公式サイトには未掲載)。

第1回したまちコメディ映画祭In台東
「いとうせいこうコメディ映画講義 マルクス・ブラザーズ特集」

ゲスト:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
11/24(月・祝)東京国立博物館・平成館

面白そう・・・!

実はこちら方面に引っ越すので、台東区のHPで映画祭の情報を見つけて即、ボランティアに応募してみたのです。
書類選考+面接があるようなので、どうなるのか分からないのだけど、一応サッカーのボランティアの経験が売りに・・・なるか・・・?
でも普通に客で行っても面白そう。

プレイベントではチャップリンやキートンの無声映画に、色んな人が声をアテる、みたいなのもやったみたい。
観たかったわー。
2007'08.14.Tue
忘れそう。

■カンバセーションズ @ギンレイ
画面分割して会話する男女それぞれの視点や妄想や回想を映すココロミは面白い。
・・・けど、もっと会話が刺激的ならよかった。
ちょっとリッキー・リー・ジョーンズみたいなサントラがよかった。
やっぱり外国でもああいう場合の下着はペチコートなんだ(ひとりごと)。

■プライドインブルー @テアトル新宿
ハンディキャップサッカーの国際大会に出場した日本チームのドキュメンタリー。
このタイトルの「プライド」は、例えばテレ朝のアナウンサーが「日の丸のプライドにかけて!」なんて絶叫するような類いの漠然とした軽々しいものではなくて、もっと個人個人の人生に関わる重たい感じ。

ハンディキャップサッカーってどんなんだろう?と思っていたら、取り上げられていたのは知的障害の度合いの軽い人が中心のチーム。
選手達は大概、小さい頃は普通に学校に通っていた子たちで、人生の途中で周りについていけなくなって、養護学校に移っている。その段階で「俺ってフツウじゃないわけ?」という物凄い挫折感でプライドをずたずたされた経験がある。
そういう子たちが、サッカーを通じ、遠征を通じて、自分のプライドを取り戻していくお話になっているのだった。

映画では代表チームの動向とは別に、選手個々が職業訓練など、社会に出て行く準備をしているところも映していた。ああ、サッカーで得た自信を胸に、同類同士が集まった安心できる優しい世界から卒業して、これから、社会に出て自分で生きていくんだなぁ・・・。

もちろん、監督の指示の仕方や練習方法なんかもある程度共有できなければいけないので、知的レベル(や障害の度合い)を揃えてチームを作るっていうのは必要なのだろうけれども、何もかにもがごちゃまぜの社会に出て行くシミュレーションとしては正しいのかな?他にやり方はないのかしら? とも思ったり。
自分がもし親だったら、養護学校に入れるかしら?できる限り普通学級に入れるかしら?どっちがその子にとって後々役に立つのかしら?って想像したり。

・・・というわけで、たぶんハンディキャップサッカーの認知度向上(と、それによる寄付やスポンサー獲得)を目指して作られたであろう映画なのに、なんだかサッカーから離れて色々考えてしまった。

■アップタウンガールズ
普通に面白かった。
ヒロインの相手役が魅力的ならもっとよかったんだけど。
あれ、彼には彼女と付き合うメリットがあるけど、彼女にはないんじゃあ・・・。
なんだか最後の手段の愛情表現として、一発当てた大金を活用して大きな買い物をするのって、嫌だなぁ。

■おやすみプンプン 浅野いにお
病的で狂った世界。でもこれ凄い、かも。

■カボチャの冒険 五十嵐大介
猫の持つ野性味がいい。もっとボリュームがあったらなおよかった。

■まんがキッチン
やっと順番が回ってきて読んだ。
やっぱり食べる事って大事だなー。

「インランド・エンパイア」観てやる!きっとわけわかんないんだろうけど!!!
・・・と前売りを買ったけれど、前売りを買った映画は何故か観逃すってジンクスを思い出したり。
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