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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.08.Thu
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2008'09.21.Sun
引っ越し関係でテンパってます。
今、引っ越し屋さんの見積もりが1件終わった所。
「今すぐ決めないと希望時間のトラック埋まっちゃいますよ!」っていうプレッシャーの与えられ方が不愉快…。
向こうも必死なのだろうけど。

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フランス映画の秘宝、上映13本のうち8本観ました。
粗筋、データは公式サイトより。

野蛮な遊戯 1983年/90分/35mm/カラー/監督:ジャン=クロード・ブリソー
Un jeu brutal
生物学者として輝かしい地位を築いたテシエは、突然全てを捨てて故郷に戻り、久方ぶりに下半身不随でわがままな娘イザベルと再会する。厳格な父に反発する娘だが、父との再会を契機に、次第に新しい世界が開けていく。その一方で、村では子供が犠牲となる連続殺人事件が起こっていた。高い評価を受け、一躍注目を集めた鬼才ブリソーの長編デビュー作。

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冒頭5分くらい遅刻。
殺人シーン以外に、父親側の事情がもっと語られたのか?

障害という不幸に甘え、野獣同然に成長した少女が、厳しい父親と同居する事になったのを機会に、人間として目覚めて行く、という、それだけで成り立つ話の裏で(主演の少女の力強いまなざしが美しい!)、父親が子供を次々殺して行くという不思議な構成。
少女の、人として、女としての目覚めという、(ある意味)血なまぐさい主題の背景に、血なまぐさい事件を敷く、という、作品の空気感の作り方は面白いなと思った。

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この作品も面白かったけど、出会えてよかったーッ!って程でもなく、厳選するならば、昔の映画だけ観れば良かったかな、とも。
どのあたりが分岐点で、「個人的に好きなフランス映画」は失われるのだろう。
いや、昔のはある程度ふるいにかけられて現在まっで残ったものの筈だから、当たり率が高いのか。
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2008'09.15.Mon
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岡田准一, 堤真一, 真木よう子, 総監督/本広克行、原案・脚本/金城一紀

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先日、ジャニーズの中で演技力があると思う人ランキングで、キムタクが1位になっているのを読んで「嘘だ!」と思い、じゃあ誰だろう?と考えた時に、二宮、長瀬、岡田という名前が浮かんだ。順位は好みで。
いや待て、岡田は結局、どの役でもへなちょこなだけな気もしてきたな。そういう意味では「キムタクはどの役でもキムタク」と大差ないのか?
私は岡田くんの顔が好きなので点が甘いのかも。
かっこいい役はないんだっけ?と考えて行き当たったのが本作。

ちなみにジャニーズ演技力ランキングですが、細かく記事を読んだら、男性のみの回答だとダントツ一位がキムタクなんですよ。以下、クサナギ、長瀬、岡田。
そして女性のみの回答だと岡田、二宮、キムタク、クサナギ、長瀬っていう順番なのだけど、こちらは結構票が割れているのです。で、平均すると、男性票が勝っちゃって一位がキムタクになる、と。
男性陣が真面目に回答しないから、ヤツをのさばらせることになるんです!
(・・・別にどうだっていいか・・・)

それにしてもクサナギくん評価高いんですね。
個人的にはどの役も「クサナギくんが頑張っている」としか見えないけど。
でもキムタクがキムタク役ばかりやるよりは、役柄になりきろうとしてる分だけ全然マシか。

前置きが長過ぎました。

本作は、岡田くんに演技力があるのかどうかはなんかよく判らなかったけど、日本もテレビドラマで『24』みたいなの作ろう!みたいな作り手の頑張りが感じられて、おお、結構面白いかも?と思った(1話しか入ってなかったから評価保留)。
しかしあんなに常に事件を「なかったこと」にできるもんなんだろうか。
2008'09.15.Mon
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日本の有料放送の未来を担っているといっても過言ではないWOWOW。
9月は3週連続オリジナルドラマ放映ということで、楽しみにしていました。

で、一本目は『シリウスの道』(↑は原作)。幼なじみと共有していた秘密が、現在の仕事に絡んできて主人公を追いつめて行く、というサスペンス。

父親に乱暴された少女と、彼女を救おうとする二人の少年・・・ってまんま『永遠の仔』じゃないですか、と、ちょっとうすら寒くなったけれど、そっちの部分にはあまり重きをおかれず、主人公の勤める広告代理店内の人間ドラマが濃厚だったので、企業ドラマとして面白く観られた。
それって、過去と現在がうまく絡み合わなかったともゆうけどね・・・。
2008'09.15.Mon
さらにフランス映画の秘宝は掘り起こされる。
データ、あらすじは公式サイトより。

最後の休暇 1947年/95分/35mm/白黒/監督:ロジェ・レーナルト
Les dernières vacances
高校生のジャックは、南仏にある売却が決まった先祖代々の領地で、親族揃っての最後の休暇を過ごすことになる。彼は、いとこのジュリエットとともに売却を阻止しようとする一方で、彼女にひかれていく。思春期の少年が一夏に経験した出来事がみずみずしく描かれる。ヌーヴェル・ヴァーグの精神的な父と見なされるレーナルトの長編デビュー作。

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光に満ちた美しい作品。観てよかった・・・。
「最後の」は、一族が休暇のたびに集っていた田舎の古いお屋敷(日本で言う所の"本家"ですね)が、その休暇を最後に売られるという意味でもあり、いとこ達の中でも年長の主人公の、少年時代の終わりも意味しているはず。

親戚一同が集まって、思い出話をしたり、ダンスをしたり、子供たちがいたずらの限りを尽くしたり、大人も子供も喧嘩したり、親戚間の様々な思惑が潜んでいたり・・・。
昔はウチも結構そんな感じでした。
祖父の死により色々争い毎が起きて、親戚同士、すっかり疎遠になってしまったけどね。
なので、なんだか他人事でない感じがして、余計に胸の痛む作品だった。

奔放な都会のおばさまが粋だったわぁ。ああいう風になれたらよかったのになー。

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曳き船 1941年/81分/35mm/白黒/監督:ジャン・グレミヨン
Remorques
曳き船サイクロン号の船員たちは、仲間の結婚を祝っていた。その会場に、船が遭難しているという連絡が入るやいなや、船員たちは救助に向かう。妻がいるにもかかわらず船長のアンドレは、救助に成功した遭難船の船長の妻カトリーヌにひかれていく。若かりし頃のジャン・ギャバンとミシェル・モルガンというスターの共演が見物のリリシズムに満ちたドラマ。

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これもジャン・ギャバン目当て。
同じく彼目当ての上品な老婦人が多い客席は、御本尊が登場するとどよめく。
帰りは、「マストロヤンニも素敵だけど、ジャン・ギャバンもいいわよね〜」なんていううきうきとした会話が。
ほほう、そういう存在でしたか・・・!

メロドラマだけれども、海の男達は個性豊かだし、遭難船の救助シーンは迫力があって、メロメロばかりでない所がよかった。

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あと1本観て終了です。
2008'09.13.Sat
引き続きフランス映画の秘宝
データ、あらすじは公式サイトから。

パリ横断 1956年/82分/35mm/白黒/監督:クロード・オータン=ララ
La traversée de Paris
舞台は1943年、ドイツ軍占領下のパリ。失業中のタクシー運転手マルタン(ブールヴィル)は、豚肉を運ぶ闇市の仕事を引き受ける。一人で運べる量ではないので、酒場で見知らぬ男グランジル(ジャン・ギャバン)を誘うが、グランジルはマルタンの手には負えないとんだ食わせ者だった。対照的な二人のコミカルな掛け合いが楽しいオータン=ララの隠れた名作。

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これはもう、ジャン・ギャバン目当てで観た。そしてやっぱり素敵!!!
生きて行くために、おどおどと不正を働く人々を笑い飛ばす芸術家を好演。
会場がたびたび笑いさざめく、楽しい作品だった。
最後、「待って待って、いくらフランス映画でもココで終わりはないよね?」と思って思って長々と引っ張られてのオチも最高。

座談会で、あちらのシネマテークの人が、本作品の監督さんはそれほど重要な存在じゃないにしても、本作品は素晴らしい、といういい方をしていた。
ふと、宝石のような作品を撮れてしまった作家さん、なのだろうか。
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