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猫の魚辞退

タイトルは長続きしないものの例え。映画・読んだ本の感想メモ。追記したり書き直したりも多いからあんまあてにならない。 日付は観た日付とは限らない。

2025'05.07.Wed
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2009'03.22.Sun
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ハビエル・バルデム, ナタリー・ポートマン, ステラン・スカルスガルド, ミロス・フォアマン

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これもギンレイで別の日に。
すっかり『レンブラントの夜警』だと思って出かけたら、画家違い・・・。

併映の『ブーリン家』とナタリー・ポートマンが出演かぶってるので、映画館側としてはナタリー祭りのつもりだったのでしょう。しかし、ハビエル・バルデムが出ていたらもう仕方がないのだ。
バルデムはゴヤ役ではなく、異端審問に関わる聖職者の役なのだけど、名前も真っ先に出てくるし、登場すれば全部「もってく」し、もう彼しか見えませんでした・・・。
使いたいけど使いづらい役者さん、という感じが・・・。「脇」になりづらい。

ゴヤは本当にただの傍観者で、関わろう、関わろうとしても、いつも事態は彼をすり抜けて勝手に動いて遠ざかってしまう。それをただただ見つめる。見つめて絵を描く。内側に入らないからこそ、「観察」ができるとも言えるしな。
でも優れた画家や写真家ってそういう性質が潜んでいるのかも知れないなぁとも思ったり。
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2009'03.22.Sun
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ギンレイで観た。
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演!
キャスティングが逆では?という声もあったそうで、リアル・ガラスの仮面みたいですね(ふたりの王女のとこね)。
個人的にはこの通りで合ってたと思う。スカーレット・ヨハンソンって鈍くさい役の方が似合う気が・・・(いやいや大好きですよ!)。

歴史物って感じではなく、王を巡る愛憎劇に徹してあり、それがそれなりに成功していたかも。全然飽きなかったし。
とはいえ、男性陣は全員ヘナチョコで短絡的だし、もっと才覚溢れた女性かと思っていたナタリー・ポートマン演じるアンも、王妃になり代わってからは、ただのヒステリー女になってしまい、魅力的な人物が少なかったのがガッカリ。
姉妹の母親と、元々の王妃(アナ・トレントですよ!!!)がきりりといい女だったのが救いかな・・・。

中途半端な野心家は誰のことも(自分のことも)幸せにしないもんだなぁ、としみじみ。
2009'03.22.Sun
ああいえばこういう。 このあと続けてもう一回っていうのは、きついかもああいえばこういう。 このあと続けてもう一回っていうのは、きついかも
ミル・ミリントン、[訳]岩本 正恵

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翻訳者目当てで手を出してみた、元々は作者がブログで書いてた実話を元にした小説。
イギリス人男性が、ドイツ人女性との暮らしについての愚痴を書き連ねた本。
延々と支離滅裂な夫婦喧嘩が続くのだけど、語り口が軽妙なので、全然嫌味たらしくなくて、凄く面白かった。
なのに表紙が最悪。もっと素敵な装幀にして、『ブリジット・ジョーンズ』とか『ぼくのプレミア・ライフ』とかと並べたら、愚痴本として売れたかも知れないのに・・・。

物語のうちの半分は男性の職場事情。出世やら異動やら不正、トラブルやら。
読んでいて、そういえばこういう光景が出てくる小説ってほとんど読んだ事ないなぁと気がついた。なんだか自分が読む本の主人公の職業は、みんな、作家とか医者とか教師とかばっかりな気が(偏ってる・・・)。

主人公の働きっぷりが「これで職場って成り立つの?」という位にあまりにも適当で、ちょっとイギリス人男性への見方が変わりました・・・。
2009'03.22.Sun
サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫)サーカスの息子〈上〉 (新潮文庫)
John Irving 岸本 佐知子

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去年博多の空港で上巻だけ買っていて、「積ん読」していたもの(読書メーターのカテゴリ分けにもある!)。アーヴィングは手を付けたら一気にいかなければいけないし、しかも長い長い旅になるのが分かっているのだもの。
そうしてようやく手を付けたこの本、登場人物の把握までは時間がかかったものの、入り込んでしまえばどんどん読むスピードは加速。たぶん、下巻は上巻の半分位の時間で読み終わったんじゃないかしらん。
舞台はインド。主人公は整形外科医で、小人の遺伝の研究もしていて、さらに映画の覆面脚本家。色んな人の過去と現在が絡み合い、サーカスから象から映画界から、さらには猟奇的殺人事件というサスペンスまで加わって、豪華絢爛なストーリーだった。見事な大団円。
でもでも最後に残ったのは、凄く好きで、分かりたいと思っているごく身近な相手のことも、ほんと、かなり何にも知り得ない物だよね・・・というさみしい味わい。
そこのとこが、なんともいえず良かったのです。
2009'03.10.Tue
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渡辺 ペコ

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全国の大人の女性に問いたいよ。中学時代の創作ダンスの経験は、あなたの人生において何らかの役に立ちましたか?と」

・・・という台詞にぶんぶんうなづく。
いやー、創作ダンスって何だったんだろう?しかも、その時だけ、やたら体育教師のテンションが高かったのも印象的だったんだ。あれは彼女たちは心から喜んでやっていたからか、テンション上げでもしないとやってらんなかったからか、どっちだろう?

表紙が好みで気になっていたけど、中学生が主人公のマンガかー・・・と敬遠していたもの。
ふと手を出してみたら、久しぶりの大ヒット。
変に純でも不自然にええ話でもなく、色んなことを思い出したり、今も中学生レベルの問題を抱えてるのにテレたりしながら、やわらかく共感して読めた。
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