2007'03.15.Thu
フィルムセンターで観た。
肺病のやくざと、彼を救おうとするアル中の医者の物語。
「映画」だなぁ、とつくづく感じた。
役者さんのオーラがすさまじくて、演出に絶対的な華やかさがあって、セットのがっちりした作り込みも見事で、そして面白い。
こういうの撮る人だから「世界の」がつけられるんだ(今更だけど)。
志村喬の微笑みを目当てに観に行ったのに、三船敏郎に全部持って行かれてしまった。あんなにかっこよくって、しかも心配で放っておけない感じだったら、不幸になろうともふらりと付いて行ってしまいそうだよ。
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監督:黒澤明
出演:志村喬、三船敏郎、久我美子
肺病のやくざと、彼を救おうとするアル中の医者の物語。
「映画」だなぁ、とつくづく感じた。
役者さんのオーラがすさまじくて、演出に絶対的な華やかさがあって、セットのがっちりした作り込みも見事で、そして面白い。
こういうの撮る人だから「世界の」がつけられるんだ(今更だけど)。
志村喬の微笑みを目当てに観に行ったのに、三船敏郎に全部持って行かれてしまった。あんなにかっこよくって、しかも心配で放っておけない感じだったら、不幸になろうともふらりと付いて行ってしまいそうだよ。
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監督:黒澤明
出演:志村喬、三船敏郎、久我美子
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2007'03.14.Wed
『気違い部落』を観に行ったら、これに差し替えになっていた。
小料理屋で住み込みで働いているヒロインの元に、幼い頃に別れたきりだった娘が上京してきて巻き起こる母子の確執などなど。
最初は小料理屋で働くきゃらきゃらした女性たちの様子が生き生きしてて、とても楽しかったのだ。乙羽信子のすっとんきょうなキャラが最強。ちょっとしか出ていないのに、全部持って行ってしまうくらいかわいらしかった。山田五十鈴の嫌なババァっぷりもハマっていて、キャスティングが見事だなぁ、と関心。
ところがどんどん母と娘の喧嘩がきーきーしてきて、娘はあまりにも石頭で根が暗いし、母親はあまりにも猜疑心とひがみ根性が強すぎ、観ていて大変疲れる有り様に終始。
もっとなんかこう、お互いに思いやりとか、ないかなぁ・・・。
そりゃあ長じてからいきなり暮らしても上手くいかないんだろうけど・・・。
ラストもなんかあんまりで、ちょっと残念な作品だった。
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監督:渋谷実
出演:淡島千景、有馬稲子、永井智雄、山田五十鈴、乙羽信子
小料理屋で住み込みで働いているヒロインの元に、幼い頃に別れたきりだった娘が上京してきて巻き起こる母子の確執などなど。
最初は小料理屋で働くきゃらきゃらした女性たちの様子が生き生きしてて、とても楽しかったのだ。乙羽信子のすっとんきょうなキャラが最強。ちょっとしか出ていないのに、全部持って行ってしまうくらいかわいらしかった。山田五十鈴の嫌なババァっぷりもハマっていて、キャスティングが見事だなぁ、と関心。
ところがどんどん母と娘の喧嘩がきーきーしてきて、娘はあまりにも石頭で根が暗いし、母親はあまりにも猜疑心とひがみ根性が強すぎ、観ていて大変疲れる有り様に終始。
もっとなんかこう、お互いに思いやりとか、ないかなぁ・・・。
そりゃあ長じてからいきなり暮らしても上手くいかないんだろうけど・・・。
ラストもなんかあんまりで、ちょっと残念な作品だった。
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監督:渋谷実
出演:淡島千景、有馬稲子、永井智雄、山田五十鈴、乙羽信子
2007'03.14.Wed
シネマヴェーラの渋谷実特集にて。
一度行ったらフィルムが切れていてプログラム差し替え。
フィルムの損傷が激しいということで、2日後16mmでの上映に変更。
観た人の感想がいまひとつだったし、尺も長かったのであまり期待せずに伊藤雄之助目当てで。
別にイカレポンチな人々が出てくる訳ではなく、山奥の小さな部落の古くて閉鎖的でえげつない農民の生活の様子が、「気違い沙汰」というわけ。
でもああ、こういうのに近い話は、場所によってはまだまだあるよ、と思った。法律よりしきたり、常識よりも馴れ合い、噂話と人の悪口、色も欲も剥き出し。
あーやだやだー。
そして、「どんなに嫌な目に遭っても土地から離れられない」っていうのはこういうことなのかなぁ、と思う所がいくつか。
農民の魂ってやつなのでしょうか。
ちょっと序盤だれたけれど、生々しく、興味深く観た。
謝って欲しくない所で謝らなかったのにすっきり。
淡島千景、かっこいい!
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監督:渋谷実
出演:伊藤雄之助、淡島千景、水野久美、伴淳三郎、藤原釜足、森繁久弥
一度行ったらフィルムが切れていてプログラム差し替え。
フィルムの損傷が激しいということで、2日後16mmでの上映に変更。
観た人の感想がいまひとつだったし、尺も長かったのであまり期待せずに伊藤雄之助目当てで。
別にイカレポンチな人々が出てくる訳ではなく、山奥の小さな部落の古くて閉鎖的でえげつない農民の生活の様子が、「気違い沙汰」というわけ。
でもああ、こういうのに近い話は、場所によってはまだまだあるよ、と思った。法律よりしきたり、常識よりも馴れ合い、噂話と人の悪口、色も欲も剥き出し。
あーやだやだー。
そして、「どんなに嫌な目に遭っても土地から離れられない」っていうのはこういうことなのかなぁ、と思う所がいくつか。
農民の魂ってやつなのでしょうか。
ちょっと序盤だれたけれど、生々しく、興味深く観た。
謝って欲しくない所で謝らなかったのにすっきり。
淡島千景、かっこいい!
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監督:渋谷実
出演:伊藤雄之助、淡島千景、水野久美、伴淳三郎、藤原釜足、森繁久弥
2007'03.14.Wed
黒沢清のホラーっぽい映画はいつも、答えがきちんと決まっているのに、それを全部出さないでぼやかす所がある。で、監督自身のノベライズを読むと、全部理屈が考え抜かれて説明がつくようになっていて、なんかちょっとがっかりするの。
でも今回は、観ていて感じた疑問が全部、見終わると納得できるように作られていて、「分かり易さが逆に違和感」という感じだった。
幽霊の理屈は、cureと回路の総集編みたいな印象。
「びっくり」なシーンにはほんとにびっくり。
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オダギリジョーの登場シーンでは笑いが起こっていた。
個人的にはオダギリジョーはこういう配役がいいや。
加瀬亮の存在感、観る度に強く感じられるようになってきた。
ああ、絶対オダジョーも誰か殺すと思ったのに。
エンディングの歌は大人の事情なのだろうけど、ひどかった。
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監督:黒沢清
出演:役所広司、葉月里緒菜、伊原剛志
でも今回は、観ていて感じた疑問が全部、見終わると納得できるように作られていて、「分かり易さが逆に違和感」という感じだった。
幽霊の理屈は、cureと回路の総集編みたいな印象。
「びっくり」なシーンにはほんとにびっくり。
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オダギリジョーの登場シーンでは笑いが起こっていた。
個人的にはオダギリジョーはこういう配役がいいや。
加瀬亮の存在感、観る度に強く感じられるようになってきた。
ああ、絶対オダジョーも誰か殺すと思ったのに。
エンディングの歌は大人の事情なのだろうけど、ひどかった。
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監督:黒沢清
出演:役所広司、葉月里緒菜、伊原剛志
2007'03.08.Thu
*とらちゃん的日常 中島 らも 著
この人の作品は本当に当たり外れが激しいなあ、と。
黒門市場にちょっと行ってみたくなった。
*セカチューvol.3
三浦友和が凄過ぎる。
山田が泣いても綾瀬が泣いてもどうでもいいけれども、三浦友和にこんなに泣かされるとは思わなかった。
最初ただのスパルタ親父な分かり易いキャラだったのに、こう来るとは。
本当に脚本上手い。
この人の作品は本当に当たり外れが激しいなあ、と。
黒門市場にちょっと行ってみたくなった。
*セカチューvol.3
三浦友和が凄過ぎる。
山田が泣いても綾瀬が泣いてもどうでもいいけれども、三浦友和にこんなに泣かされるとは思わなかった。
最初ただのスパルタ親父な分かり易いキャラだったのに、こう来るとは。
本当に脚本上手い。
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